Bitcoinが6万8700ドル近辺で上値の重い展開を続けている。背景には、直近に買い付けた投資家による戻り売りがあるようだ。オンチェーン分析会社のGlassnodeは、直近6カ月以内に取得した短期保有者の平均取得価格が主要な抵抗線として機能していると分析した。
13日付のCointelegraphによると、Glassnodeは短期保有者全体が約7.2%の含み損を抱えていると指摘した。短期保有者の実現価格(平均取得価格)は6万8700ドル。現物価格は6万3000ドルの中位実現価格を上回る一方、足元では最近の買い手の平均参入価格である6万8700ドルを下回って推移している。
このため、直近に参入した投資家の多くは、価格が取得水準まで戻る局面で売却に動きやすい。Glassnodeは、こうした戻り売りが6万8700ドル近辺の上値を抑える要因になっているとみている。
Bitcoinは6月初旬以降、5万8000ドルから6万8000ドルのレンジ圏で推移している。6万5800ドル近辺に位置する50カ月トレンドラインも、値動きの圧縮要因になっている。Rekt Capitalは今週、6万3000ドルのサポートが弱まりつつあり、この水準から反発しても上昇幅は縮小していると警告した。
一方、このレンジ内には厚い保有分も積み上がっており、相場の上下を抑える要因になっている。Bitfinex Alphaは、6万2000〜6万5000ドルに179万4308BTCが集中し、流通量の約8.93%を占めると分析した。最大の出来高帯は6万3800ドル付近に形成されているという。
UTXO実現価格分布は、各コインが最後にオンチェーンで移動した時点の価格を示す指標だ。Bitfinex Alphaは、価格がこのレンジ内で推移する局面では、大口保有分が含み益圏と含み損圏を行き来し、多くのコインの売買が発生しやすくなると説明した。
短期保有者の平均取得価格のすぐ上には、別の心理的な節目もある。2021年11月に付けた過去最高値の6万9400ドルだ。