ノルウェー政府系ファンド(写真=Shutterstock)

世界最大級の政府系ファンドであるノルウェー政府系ファンドが、2026年上半期に1820億ドルの収益を上げ、過去最高を更新した。上期の利回りは9.4%で、アジアのハイテク株高が運用成績を押し上げた。運用を担うノルウェー銀行投資管理(NBIM)は、SpaceX株0.05%の保有も初めて開示した。

米CNBCが12日(現地時間)に報じた。NBIMによると、好調な株式市場が全体の運用成績を支え、とりわけアジアのハイテク株が大きく寄与した。

今回初めて開示されたSpaceXの持ち分の評価額は、12億ドルをやや上回る水準という。ノルウェー政府系ファンドが、イーロン・マスク氏率いる宇宙企業への投資を公表したのは初めて。ただ、ポートフォリオ全体に占める比率は小さい。

6月30日時点の主要保有銘柄では、NVIDIAの保有比率が1.3%で、評価額は618億ドル。Appleは1.2%を保有し、評価額は527億ドルだった。

NBIMのニコライ・タンゲン最高経営責任者(CEO)は声明で、「今回の結果は株式市場の良好なリターンによるもので、特にアジアのハイテク株が際立った」と述べた。

資産構成では、株式が全体の3分の2超を占める。ファンドはこのほか、債券や不動産、再生可能エネルギー関連インフラにも投資している。

運用資産は現在、約2兆3400億ドル。ノルウェーの石油・ガス収入を原資として1990年代に設立され、長期運用を続けてきた。

足元では50カ国超、7000社超に投資しており、世界の上場株式の約1.5%を保有する。

地域別では米国株の比率が高く、ポートフォリオ全体の約40%を占める。保有銘柄の評価額上位はNVIDIA、Apple、Microsoftとなっている。

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