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OpenAIは、ChatGPT Plusの一部ユーザーを対象に、週次の利用上限に達した際、追加料金を支払えば利用枠を即時に回復できる機能を試験している。月額20ドルの定額課金に加え、必要に応じて追加枠を購入できる仕組みで、料金体系の拡張を探る動きとみられる。

Business Insiderによると、月額20ドルのChatGPT Plus利用者の一部に、週次上限を使い切った後で「8ドルを支払って利用枠を即時回復」するボタンが表示された。OpenAIの正式発表に先立ち、ユーザーの報告を通じて明らかになった。

OpenAIは、この機能が一部ユーザー向けの初期段階のテストだと説明した。同社の広報担当者は、上限に達した利用者が追加の利用枠を購入できる方法を検討しており、製品の使い勝手と機能向上に向けた試験だとしている。

今回の仕組みは、先行して導入されたCodex関連のリセット機能を踏まえたものとみられる。OpenAIは6月、一部のPlusおよびPro利用者向けに追加リセットの仕組みを導入し、無料リセットの付与などを通じて利用枠を確保できるようにしていた。

Codexでは、リセットを実行すると消費済みの週次利用枠が即時に回復し、通常であれば上限更新まで必要となる待機時間も発生しない。一方で、リセットを使わず従来通り更新を待つこともできる。

また、手動でリセットした場合は、次回の週次上限の更新時点も、そのリセット実行時からおよそ7日後にずれる仕組みだ。

8ドルという価格設定は、上位のプロ向けプランと比べれば、相対的に低価格な追加利用オプションとなる可能性がある。Business Insiderは、プロ利用者では週当たりのコストが25〜50ドルに達する場合があると伝えた。

OpenAIが無料枠の拡充と有料リセットを並行して打ち出す背景には、Anthropicとの競争がある。両社はとりわけAIコーディングツール市場でのユーザー獲得を狙い、無料利用枠や各種プロモーションの拡大を進めている。

最近では、両社の開発責任者の間で公開の場での応酬もあった。OpenAIでCodexを統括するティボ・ソティオ氏と、AnthropicでClaude Codeを統括するボリス・チェルニ氏が、あるユーザーのアカウントタグの誤りをきっかけに言い争いになったという。

その後、ソティオ氏はGPT-5.6 Solに言及し、自身に退社の考えはないと表明。あわせて、有料版のChatGPT WorkとCodex利用者の利用上限を初期化すると明らかにした。

Anthropicも対抗措置として、Claude Codeの週次利用上限を期間限定で50%引き上げる対応を打ち出している。

今回の試験は、ChatGPTの料金体系が単純な月額定額制から、必要に応じて追加利用枠を購入する方式へ広がる可能性を示している。AIコーディングツールを高頻度で使うユーザーにとっては、上限更新を待たず、少額の追加負担で作業を再開できる選択肢となりそうだ。OpenAIが今後、この仕組みの対象をどこまで広げるかが注目される。

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