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Bitwiseの最高投資責任者(CIO)、マット・ホーガン氏は、ビットコインが年末にかけて現水準を大きく上回る可能性があるとの見方を示した。悪材料への反応が鈍くなっていることに加え、機関投資家の資金流入や大口保有者の増加を強気材料として挙げている。

ブロックチェーンメディアのU.Todayが10日(現地時間)に報じた。ホーガン氏は足元のビットコイン市場について、悪材料が相場を押し下げにくくなっているほか、機関投資家による組み入れも広がっていると分析した。

同氏は、相場の底打ちを示す兆候として「悪材料への無反応」を指摘した。「悪材料がもはや市場を動かせていない。売り手がいなくなり、悪材料で下がらないのは底が近いことを意味する」と述べたという。ネガティブなニュースが出ても価格変動が限定的にとどまっており、追加的な下落圧力は弱まりつつあるとの見方だ。

強気見通しの背景としては、機関投資家の需要拡大も挙げた。伝統的な資産配分で想定される1%程度の組み入れを上回り、実際の機関投資家のエクスポージャーは4〜5%に達していると説明。試験的な投資段階を超え、保有比率を引き上げる動きが広がっているとした。

オンチェーン指標でも、大口保有者への集中が進んでいる。ブロックチェーン分析プラットフォームのSantimentによると、1万BTC以上を保有するウォレット数は増加し、直近6カ月で最高水準となった。

1万BTC以上を保有するウォレットは90件で、過去8週間では6件純増した。増加率は7.1%だった。

一方、8月に入ってからは、小口ウォレットのビットコイン保有シェアが低下している。Santimentは、Coldcardのハッキングや、Clarity法案を巡る遅延への懸念が個人投資家心理を冷やした要因の一つだと指摘した。これにより、ビットコインの供給が大口保有者へ移る流れが強まっているという。

市場ではテクニカル面からの反発期待も出ている。暗号資産トレーダーのDonAlt氏はX(旧Twitter)で、ビットコインは大幅上昇を控えているように見えると投稿し、現在の抵抗線を上抜くのにそれほど大きな力は必要ないとの見方を示した。現水準を突破すれば、次の主要価格帯へ短期間で移行する可能性があるとしている。

ただ、見方が一方向に傾いているわけではない。ベテラントレーダーのピーター・ブラント氏は慎重姿勢を崩しておらず、「まだポジションは取っていないが、あえて賭けるなら下方向だ」と述べた。4〜6月に形成された可能性のあるヘッド・アンド・ショルダーを根拠に挙げている。

ビットコイン相場を巡っては、機関投資家の組み入れ拡大や大口ウォレットの増加、悪材料への耐性を強気材料とみる向きがある一方で、なお下値余地を警戒する声も残る。今後は、大口保有者の買い増しが続くかどうかに加え、現在の抵抗帯を明確に上抜けられるかが焦点となりそうだ。

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