Hanwha Solutionのワイヤー・ケーブル部門は8月11日、再生プラスチック由来のPCR材を50%配合した電力ケーブル用外装材「CHBA-8241RC」を商用化すると発表した。顧客による評価を終え、量産展開に入る。
CHBA-8241RCは、高密度ポリエチレンベースの電力ケーブル用外装材(ジャケット材)。同社が独自に開発した環境配慮型の複合材料で、製品1kg当たりのCO2排出量は従来品に比べて約34%少ないという。電気特性は従来品と同等水準を維持しており、性能を損なうことなく環境配慮型ケーブルの製造に対応できるとしている。
同社は2025年に開発と試作生産を進め、2026年上期にケーブルメーカーによる生産テストと品質評価を完了した。今回の商用化により、超高圧ケーブル向け絶縁材料から環境配慮型の外装材まで、関連製品のラインアップをそろえた。
また、廃プラスチックを再利用した再生ポリエチレン(rPE)では、国際的な環境認証であるGRSとISCC PLUSを取得した。LG DisplayやKolmar Holdingsとの協業を通じて、電子製品の包装材、化粧品容器、産業用再生包装袋などへ用途を広げてきた。
ワイヤー・ケーブル部門長のカルロ・スカラタ氏は、「CHBA-8241RCは、顧客の厳格な評価を通じて品質と市場性を確認した製品だ」とコメントした。その上で、再生原料ベースの環境配慮型ケーブル素材を通じて、顧客の持続可能な電力ケーブル生産を支援し、グローバル電力インフラ市場で信頼される素材パートナーとしての地位確立を目指す考えを示した。
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