IAM・SSOを展開するNetsは8月11日、APIセキュリティ企業Softfreakの買収を完了したと発表した。既存のIAM・SSO事業にAPIセキュリティやアクセス制御の技術を取り込み、統合アイデンティティセキュリティ基盤の強化を進める。
今回の買収により、NetsはSoftfreakのAPIセキュリティ、アクセス制御、AI関連技術を既存事業に組み合わせ、次世代アイデンティティセキュリティプラットフォームの構築を加速する。
対象はユーザー中心のアイデンティティ管理にとどまらない。マシンやサービスアカウント、AIエージェントといった非人間IDにまで保護範囲を広げ、統合アイデンティティセキュリティ企業への転換を図る。
あわせて、Softfreakが蓄積してきたOSのアカウント管理やアクセス制御の技術を、NetsのIAM・SSOプラットフォームと連携させる。アカウント作成、認証、権限管理に加え、サーバーやOSのアクセス制御まで含めた形で、IAMの提供領域を広げる考えだ。
営業面では、両社の製品群と営業ネットワークを活用してシナジー創出を狙う。Netsの既存IAM顧客にはAPIセキュリティとアクセス制御ソリューションの提案を進める一方、Softfreakが持つ公共部門の顧客基盤に対してはIAM・SSOの導入を働きかけ、クロスセルによる顧客拡大と収益機会の拡大を目指す。
Netsのペク・ファンヒョン代表は「今回の買収は、NetsのIAM・SSOの強みとSoftfreakのAPIセキュリティ、アクセス制御の専門性を結び付け、アイデンティティセキュリティの領域を広げるための決断だ」とコメントした。
そのうえで、「人だけでなく、マシンやAIエージェントまでを包含する次世代アイデンティティセキュリティプラットフォームを高度化し、両社の製品と顧客基盤を生かして持続的な成長基盤を築く」と述べた。