RSUPPORTは8月6日、サイバーフィジカルシステム(CPS)セキュリティを手掛けるNNSPと、国家網セキュリティ体系(N2SF)および産業制御網に対応した遠隔支援の事業モデルを共同開発すると発表した。遠隔保守の利便性と制御網の安全性を両立させ、政府・公共機関や産業現場での活用拡大を狙う。
両社は、RSUPPORTの遠隔支援技術と、NNSPのネットワーク連携、データ転送、制御網可視化の技術を組み合わせる。これにより、政府・公共機関や産業分野で、安全性を確保した遠隔保守環境の構築を進める方針だ。
近年、政府・公共機関に加え、発電、鉄道、水処理、製造施設では、外部の保守担当者がシステムに遠隔接続して対応するケースが増えている。障害に迅速に対処できる半面、接続権限や作業プロセスの統制が不十分な場合は、外部侵入やマルウェア流入の経路として悪用される恐れがある。
こうした課題を踏まえ、両社は「誰が、いつ、どの承認を経て、どのシステムに接続したのか」を管理できる遠隔支援技術と、ネットワーク間接続や制御網の異常兆候を監視するセキュリティ技術をあわせて適用する。
RSUPPORTは、オンライン業務統制システムとして利用できる「RemoteView SE」のほか、遠隔制御ソリューション「RemoteView」、遠隔支援ソリューション「RemoteCall」などを展開している。
まずは、政府・公共機関向けのオンライン業務統制システムとN2SFへの移行需要を見据えて連携を進める。その後は、発電、交通、水処理、製造などの分野で、産業制御網の遠隔保守や設備モニタリングへと適用領域を広げる計画だ。