CSAP認証書と「Alphakey」を紹介するLG Uplusの担当者。写真=LG Uplus

LG Uplusは8月6日、統合ID管理サービス「Alphakey」が、韓国のIDaaSとして初めてクラウドサービスセキュリティ認証(CSAP)のSaaS標準等級認証を取得したと発表した。認証取得を足がかりに、政府・公共機関など公共分野向けの事業を拡大する。

CSAPは、クラウド事業者のサービスが情報保護基準を満たしているかどうかを韓国インターネット振興院(KISA)などが審査・認証する制度。公共部門にクラウドサービスを提供する際の必須要件とされる。

Alphakeyは、2025年に投入したクラウドベースの統合ID管理サービス。従業員アカウント情報や業務システム、各種SaaSのアクセス権限を一元管理できる。1つのアカウントで複数の業務サービスを利用できるシングルサインオン(SSO)機能に加え、異常ログインや権限の不正利用といった不審な挙動をリアルタイムで検知する機能も備える。

また、データを暗号化したまま処理できる同型暗号技術を採用した。量子コンピューター環境下で機微情報や業務資産を保護するため、耐量子計算機暗号(PQC)ベースの認証技術も活用している。

LG Uplusは今回の認証取得を機に、公共市場の開拓を本格化する。公共クラウド環境に最適化したAlphakeyの開発を進めており、一部の公共機関と無償の技術検証(PoC)を実施中だ。検証結果を反映し、早ければ2027年1~3月期に公共機関向けAlphakeyを正式投入する予定。あわせて、ネットワークセキュリティやセキュリティ運用監視を含むフルスタック型のセキュリティサービスも提供する方針だ。

パク・ソンユル氏(LG Uplus エンタープライズ事業革新グループ長・専務)は、「Alphakeyは、LG Uplusが蓄積してきたセキュリティ技術とサービス内製化のノウハウを集約したサービスだ」とコメント。「公共分野でも信頼されるサービスとして定着できるよう努める」と述べた。

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