写真=Shutterstock

Metaは8月5日(現地時間)、同社初のAIコーディングエージェント「Muse Code」のベータ版を公開した。CNBCによると、AnthropicやOpenAIが先行するAIコーディングツール市場への本格参入となる。

Muse Codeは、単一のUIでアプリ開発を支援し、ソフトウェア開発に使うAIベースのデジタルエージェントを管理できるようにした。AnthropicのClaudeやOpenAIのCodexと同様に、修正計画の立案、コード生成、結果の検証など、ソフトウェアエンジニアリング業務を幅広く支援する。

基盤モデルには、Metaの最新AIモデル「Muse Spark 1.2」を採用した。7月に公開した「Muse Spark 1.1」と同じくコーディングに特化したモデルで、MetaはMuse Codeとあわせて開発・学習を進めることで、コーディング性能を高めたと説明している。

Meta Superintelligence Labsを率いるアレクサンドル・ワン氏は、Muse Codeについて、ターミナルベースのコーディングエージェントだと説明した。1つのコマンドで導入でき、その後はさまざまなソフトウェアエンジニアリング作業を任せられるという。

Metaは料金面でも差別化を図る。開発者は従量課金でMuse Codeを利用でき、料金水準はMuse Spark 1.1と同程度としている。発表時点の料金は、入力100万トークン当たり1.25ドル(約188円)、出力100万トークン当たり4.25ドル(約638円)。

あわせて、より低価格の「コントリビューター」プランも用意する。この料金体系は従量課金に比べて10分の1以下の価格となる一方、開発者は業界標準の仕組みに沿ってモデル改善に協力する必要がある。

このほかMetaは、コーディングプロジェクト向けに調整した管理フレームワーク「Harness」も提供する。開発者は必要に応じて他社AIモデルとHarnessを切り替えて利用できるが、Metaは自社モデルとツールを組み合わせた場合に最も高い性能を発揮すると説明した。

さらに、開発者データをモデル改善やその他の用途に保存しない「ゼロデータリテンション」についても、要望の受け付けを始めた。アレクサンドル・ワン氏は、企業顧客にとって重要な機能だとしている。

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