Cardano(ADA)、写真=Shutterstock

Cardano(ADA)は出来高の増加を伴い、6月安値からの戻り基調を維持している。主要取引所では先物取引が活発化し、未決済建玉も増加しており、市場の関心は100日移動平均線を上抜けられるかに集まっている。

4日付のブロックチェーンメディアU.Todayによると、ADAはここ数週間で取引活況が鮮明となる中、主要なテクニカル上の抵抗線の突破を試す展開となっている。

ADAは26日および50日の指数移動平均線を上回った後、0.197ドル近辺まで上昇した。次の焦点は、現在この水準に位置する100日指数移動平均線を突破できるかどうかだ。同水準は年初以降、反発局面で繰り返し上値を抑えてきた主要な抵抗線とされる。今回は、過去の反発局面と比べて取引参加の増加がより明確になっている点が違いとして注目されている。

出来高の増加は主要取引所で広く確認された。Binanceでは直近24時間のADA先物取引高が3億2500万ドルを超え、最大のシェアを占めた。BybitやOKXでも売買は活発で、特定の取引所に偏った動きではなく、市場全体でADA取引が膨らんでいることを示している。

新規資金流入をうかがわせる動きもみられる。複数の取引所で未決済建玉が増加しており、既存ポジションの乗り換えにとどまらず、新たな資金が入っている可能性が指摘された。先物市場のポジションはやや強気に傾き、上位トレーダーのポジション比率はおおむね均衡を保ちながらも、BinanceとOKXのロング・ショート口座比率は1を上回った。

市場の関心が戻った背景には、暗号資産市場全体の安定に加え、Cardanoエコシステムへの期待があるとの見方がある。ビットコインより大型アルトコインが相対的に底堅く推移する中、CardanoはLeiosを軸とするスケーリング対応や、CANSなど相互運用性向上に向けた取り組みを進めている。アプリケーション開発やオンチェーン活動の拡大を支援するProject Catalystの資金支援計画も、投資家心理の支えになった可能性がある。

テクニカル指標も強さを示している。相対力指数(RSI)は70に近づいており、買いモメンタムの強まりを示唆する。一方で、買われ過ぎ圏入りも意識されるため、短期的には値動きが荒くなる可能性もある。

今後の注目点は、ADAが100日移動平均線を上抜いた後も、出来高の増加基調を維持できるかどうかだ。今回の出来高急増は、過去の反発局面で欠けていた確認材料を補うとの見方もあり、抵抗線突破の成否に市場の視線が集まっている。

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