写真=Palo Alto Networks

Palo Alto Networksは8月5日、フロンティアAIの普及を見据えたネットワークセキュリティ分野の研究成果と新製品を発表した。脅威インテリジェンス組織のUnit 42が、自律的に脆弱性を発見・検証・報告するシステム「NOVA」を開発したほか、55以上の新機能を追加した「PAN-OS 12.2 Ceres」も投入する。

同社によると、NOVAは複数のフロンティアAIモデルを活用し、脆弱性の発見から検証、報告までを自律的に行うシステム。2カ月間でオープンソースソフトウェアの3915プロジェクトを分析し、1万4090件の脆弱性を検出した。このうち99.4%は未公表の脆弱性で、全体の40%は深刻度が「高」または「重大」だったという。

検出された脆弱性の内訳を見ると、従来の自動化ツールが主に見つけてきたメモリ破損系の問題は全体の8%にとどまった。残る92%は、アクセス制御、パストラバーサル、コードインジェクション、SSRFなど、ロジックや設計に起因する欠陥だった。

Unit 42は、脆弱性の発見が加速したことで、公開から悪用までの時間が急速に短くなっていると分析する。そのため、正式な修正パッチの提供前に防御策を適用できる仮想パッチの重要性が一段と高まっているとした。

また同社は、ライトウェルやアクリテスといった脆弱性情報の共有機関と連携し、発見した脆弱性をソフトウェアのメンテナーに対して責任ある形で開示していると説明した。

併せて発表したPAN-OS 12.2 Ceresでは、ネットワークセキュリティプラットフォームに55以上の新機能を追加した。主な強化点として、同社は3つの機能を挙げている。

「Advanced Virtual Patching」は、Unit 42の研究成果を基に、新たに見つかった脆弱性に対する保護策を数時間以内に配布する機能だ。平均55日かかっていたパッチ適用までの期間を、実質ゼロに近い水準まで短縮できるとしている。

「Advanced IP Defense」は、DNSやURLによる検知を回避するDirect-to-IP攻撃や、大規模なプロキシネットワークを悪用した攻撃に対応する。リアルタイムのIPレイヤー脅威インテリジェンスに加え、ゼロトラストに基づくIPポリシー検証機能を提供する。

「Network Security Agent」は、Strata Cloud Managerを通じて提供する6種類のAIエージェント群。オンボーディング、設定、脅威分析、トラブルシューティングなどの管理業務を自動化し、管理者が自動化の度合いを設定できる。

キーワード

#Palo Alto Networks #Unit 42 #NOVA #PAN-OS 12.2 #仮想パッチ #ネットワークセキュリティ #脆弱性 #ゼロトラスト #SSRF
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.