キム・ソンホ元国防部次官(写真=聯合ニュース)

NAVERが、元国防部次官のキム・ソンホ氏を常勤の経営顧問に起用する。公共・防衛分野のAX(AI Transformation)やソブリンAI戦略を強化し、政府・軍向け事業の政策対応力を引き上げる狙いがある。

4日、業界関係者によると、キム氏は最近、退職公職者の就業審査を終え、NAVERと就任時期を調整している。

今回の起用は、キム氏が国防・政府政策分野で培った経験を、公共・防衛分野のAX事業やソブリンAI戦略に反映させるためとみられる。政府や軍に対する理解の深い人材を迎え入れることで、関連事業の政策対応力を高める狙いだ。

キム氏は陸軍士官学校43期出身。1987年の任官後、33年間にわたり軍に在籍した。合同参謀本部の戦力企画部長、首都防衛司令官などを歴任し、2020年に陸軍中将として退役した。兵器体系の所要策定や調達分野で経験を積み、戦力整備に詳しい人物とされる。2023年10月に国防部次官に就任し、昨年6月まで務めた。

在任中の2024年4月には、国防科学研究所傘下の国防AIセンターが発足した。同センターは、AIを基盤とする有人・無人複合システムや戦場状況認識技術の開発、軍のAI関連の要求・技術企画支援などを担ってきた。

NAVERは7月、韓国航空宇宙産業(KAI)と、防衛産業向けAI基盤モデルを共同開発することで合意した。高麗大学とは、合同参謀本部のAX拠点構築を含む200億ウォン規模の国防AI事業も進めている。

NAVER Cloudも、防衛AXの専任組織を新設するなど、軍向けAI事業を拡大している。2030年までに国防全領域へAIエージェントを普及させる計画を掲げており、キム氏は今後、国内外のソブリンAIの政策・産業動向の分析や、公共・防衛AX事業の戦略策定に関与する見通しだ。

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