JB Financial Groupは8月4日、下期の重点施策として、非金利収益の拡大、高効率資産を軸としたポートフォリオ再編、AIトランスフォーメーション(AX)の推進、リスク管理体制の強化を進める方針を明らかにした。RORWA(リスク加重資産利益率)を重視し、質の高い成長を継続する考えだ。
同社によると、7月30日から31日にかけて、JeongeupのAreumキャンパスで「2026年第2回経営戦略会議」を開催した。
会議では、グループとしてRORWAを軸に据えた成長戦略と資産成長の継続を通じ、金利収益をはじめとする構造的な収益基盤の拡充が進んだと総括した。
下期は非金利収益の拡大に加え、高効率資産への組み替えを進める。あわせて、営業経費率(CIR)の競争力を維持しつつ、不確実性の高い金融市場環境に備えてリスク管理体制を強化する。
Jeonbuk BankとGwangju Bankは、下期の5大戦略課題と実行計画も示した。地域金融としての役割強化、企業金融支援の拡大、支店営業の強化、AI活用力と商品競争力の向上などを重点項目に据える。
会議では、グループのAX内製化に向けた特別講演とセミナーも行われた。Webcash GroupのSeok Chang-gyu会長は、B2B金融におけるAIプラットフォームの活用事例と、業務生産性の向上策を紹介した。
2日目には、「AI時代の戦略課題の抽出」をテーマにしたフォーラムを開催し、グローバルの先端技術動向について報告した。あわせて、グループ各社の協業や地域共生金融の拡大に向けた実行案も共有した。
Kim Gi-hong会長は「今年上期を通じて、グループの構造的な収益基盤が一段と強固になっていることを確認した」とした上で、「不確実な市場環境を踏まえ、グループ全体のリスク管理体制を一段と引き上げる必要がある」と述べた。
AX推進については、各社の最高経営責任者(CEO)が自ら組織文化と業務プロセスの変革を主導するよう求めた。
その上で、「すべての役職員がAIエージェント活用の必要性と有効性を実感できるよう、実際の適用事例を発掘し、横展開していかなければならない。全社的なAX対応力を備える必要がある」と強調した。