NECは、重量999gのビジネスノートPC「LAVIE BM94C」を発表した。1kg未満の筐体に99.9Whの大容量バッテリーを搭載し、動画再生で最大30.5時間、待機時で最大50.8時間の駆動時間を見込む。日本で先行発売し、価格は58万4100円から。
米ITメディアのTechRadarが7月31日(現地時間)に報じた。LAVIE BM94Cは、NECの新たなLAVIEビジネスラインアップを代表するフラッグシップモデルに位置付けられる。
最大の特徴は、超軽量設計と大容量バッテリーの両立にある。NECはこれを「プロジェクト999」の成果だとしている。
1kg未満を維持しながら、通常はより重量級のビジネス向けノートPCに採用される大容量バッテリーを搭載するため、設計を最適化したという。
筐体には、東レが供給する航空宇宙グレードの積層カーボンファイバーを採用した。天板には超軽量コア技術を用いて剛性を高め、指紋や摩耗を抑える特殊コーティングも施した。移動の多いビジネス用途を想定し、耐久性も高めたとしている。
バッテリー性能は、携帯性を重視するユーザーを意識した仕様とした。JEITA 3.0基準で、動画再生は最大30.5時間、待機時は最大50.8時間としている。
30分の充電で約8時間利用できるとしており、短期出張や外出先でも充電器なしで業務を続けやすい設計だという。
電力管理ではAIを活用した機能も備える。「ロングバッテリーモード」は、消費電力の大きいアプリケーションを分析し、駆動時間を延ばすための方法を提案する。
NECは、インテリジェント充電技術によって長期的なバッテリー劣化を抑え、5年間にわたって定期的に充電した後でも、バッテリー性能を約72.7%維持できると説明している。
プロセッサはIntel Core Ultra 5 322、Core Ultra 5 335、Core Ultra 7 355から選べる。メモリは16GBと32GB、ストレージは256GB、512GB、1TBのSSDを用意した。
ディスプレイは14型WUXGA(1920×1200)で、アスペクト比は16:10。OSはWindows 11 Proを搭載する。
拡張性も重視した。Thunderbolt 4を2基、USB 3.2 Gen2を2基ずつのほか、HDMIとギガビットイーサネットを備える。無線通信はWi-Fi 7とBluetooth 5.4に対応する。
フルHD WebカメラはWindows Hello認証に対応し、オンライン会議や認証機能にも配慮した。
NECは、このポート構成により、別途ハブを用意しなくても外部モニターや有線ネットワーク、外付けストレージなどに対応でき、多様な業務環境を支援できると強調した。
LAVIE BM94Cは、NECが法人向けPC事業を単一のLAVIEブランドに統合した後に投入した、新たなビジネス向け製品群の代表モデルという。同社は、移動が多い一方で、デスクトップ級の接続性と長時間駆動を求める専門職を主な顧客層に据えるとしている。
1kg未満の超軽量設計、大容量バッテリー、豊富な拡張性を前面に打ち出すLAVIE BM94Cが、日本のプレミアムビジネスノート市場でどのような反応を得るか注目される。