Microsoftが欧州連合(EU)と英国で、Xboxコンソールの価格を引き上げた。上げ幅は米国を上回っており、地域によって購入負担の差が広がっている。
ITメディアのEngadgetが2日(現地時間)、Xbox Storeの価格表更新を確認した。それによると、EUではXbox Series SとXbox Series Xが従来より150〜200ユーロ高くなり、英国では130〜170ポンドの値上げとなった。
今回の価格改定は、8月1日に米国での値上げが適用された直後に明らかになった。Microsoftは6月、米国市場でXboxコンソールをモデル別に100〜150ドル(約1万5000〜2万2500円)値上げすると公表していたが、EUと英国ではそれを上回る引き上げ幅となった。
地域ごとの価格差も一段と広がった。現在の為替水準で換算すると、欧州で販売されるエントリーモデルのXbox本体は約575ドル(約8万6250円)に近い水準になるという。同じ製品群でも、販売地域によって実質的な負担が大きく異なる格好だ。
値上げが今回で打ち止めになるとは限らない。Microsoftは6月のブログで、ストレージとメモリの価格が再び2倍に上昇する見通しに言及しており、今回の改定も部材コストの上昇と無関係ではないとみられる。
メモリ供給の逼迫はMicrosoftに限った話ではない。ソニーと任天堂も最近、相次いで値上げに踏み切った。コンソール業界全体がメモリ不足の影響を受けるなか、各社の販売政策よりも、ハードウェア原価の上昇が価格決定の大きな要因になっている。
今後の焦点は、追加の価格改定があるかどうかだ。Microsoftが示したように、メモリやストレージの価格上昇が続けば、現在の価格表が最終形にならない可能性もある。ソニーと任天堂も値上げに動いているだけに、コンソール市場全体で価格見直しの動きが続くかが注目される。