LG Electronicsは3日、東南アジアで商業用ランドリー機器事業を拡大すると発表した。タイのコインランドリーフランチャイズ2位のTrendy Washが運営する630店舗への業務用洗濯機・乾燥機の納入を完了したほか、年内に新規開業する約400店舗にも追加供給する予定だ。
同社によると、2025年の東南アジアにおける商業用ランドリー機器の売上高は前年比60%増だった。国別ではタイが2倍超、フィリピンが1.5倍超伸びた。
フィリピンでは、「ELS」「ビッグ・ウォッシュ」「エクスプレス・クリーン」などの現地販売チャネルとの連携を強化している。ベトナム・ハノイでは、現地パートナーのWWベトナムと共同で、スマートランドリー店舗「ビー・ランドリー」を開設した。
同店舗は一般顧客向けに洗濯サービスを提供する一方、ランドリー事業への参入を検討するパートナーが製品や管理ソリューションを直接体験できるリファレンス拠点としても活用する。
欧州と北米でも事業拡大を進める。LG Electronicsは今月、欧州で容量20kg超の大容量モデルを含む商業用ランドリー機器ブランド「LG Professional」6機種を投入した。
製品群は洗濯機、乾燥機、洗濯乾燥機で構成する。AIが洗濯物の重量を分析し、水使用量や乾燥条件を自動で最適化する。
乾燥機には低温除湿方式のデュアルインバーターヒートポンプを採用した。エネルギー効率を高めるとともに、生地の傷みも抑えるとしている。
北米では、ランドリーソリューション最大手のCSC ServiceWorks向けに、昨年に続いて今年は供給量を拡大した。2位のWashにも2024年から供給している。
こうした事業拡大の強みとして、同社は中核部品の技術力と店舗運営プラットフォームを挙げる。商業用洗濯機には、洗濯槽とモーターを直結する「インバーターDDモーター」を搭載。振動や騒音を抑えつつ、耐久性とエネルギー効率を高めた。
店舗運営プラットフォーム「Laundry Crew」では、複数の洗濯機や乾燥機の稼働状況をリアルタイムで確認でき、遠隔制御にも対応する。エラー通知やスマート診断機能も備える。
LG Electronicsのイム・ギヨン氏(HS部門のB2B海外営業担当)は「業界最高水準の技術力と、実績のある管理ソリューションを武器に、グローバル商業用ランドリー市場をリードしていく」と述べた。