ビットコインは、6万7200ドルを上抜けられるかが短期反転を見極めるポイントとなっている。
ブロックチェーンメディアのU.Todayが2日(現地時間)に報じたところによると、ビットコインは6万3382ドル近辺で、典型的な逆ヘッド・アンド・ショルダーの右肩を形成しつつある。
焦点は反発の有無ではなく、ネックラインとされる6万7200ドルを超えられるかどうかだ。ビットコインは5月に8万1000ドルを上回る高値を付けた後に大きく下落し、その後は5万7000ドル近辺で下げ止まりを探る展開が続いてきた。今回の戻りが実際のトレンド転換につながるか、市場の関心が集まっている。
テクニカル分析を手がけるアクセル・キバーは、この形状について、8月初旬時点で強気派に残された材料はほぼこれだけだとの見方を示した。ただ、ビットコインの上昇転換はまだ確認されていない。買いが続いて6万7200ドルまで一気に押し上げられなければ、このパターン自体が無効になる可能性があるためだ。
一方、イーサリアムは同じ局面で一歩先を進んでいるとの見方が出ている。ETH/BTCでは、類似の反転底パターンがすでに上方向にブレイクしており、イーサリアムは上昇基調を強めながら、テクニカル上の目標値である0.0312に向けて推移している。
キバーの分析では、これは足元の資金が市場の代表格であるビットコインよりもイーサリアムを選好していることを示唆する。こうした資金シフトは、ビットコインには逆風となる。流動性がイーサリアムに向かえば、ビットコインが素早く反発するために必要な出来高が細るためだ。チャート上で反転の形が見え始めていても、実際の上抜けに必要な勢いはなお確認できていない。
対ドルでみたイーサリアムの値動きも注目される。現在は1875ドルを上抜けた後、その水準を再び試すリテスト局面にある。この支持線を維持できれば、2163ドルに向かう余地が開ける可能性がある。イーサリアムが構造的に先行して強気シグナルを示すなか、ビットコインが追随できるかが次の焦点となる。
ビットコイン保有者にとって、今後数日は重要な局面となりそうだ。6万7200ドルを速やかに上抜け、古典的な反転パターンが確認されれば、市場心理が改善する可能性がある。半面、ネックライン突破の動きが鈍ければ、弱気派が主導権を取り戻す展開もあり得る。キバーは、数日以内にネックラインを攻め切れない場合、6万ドルと5万8000ドルの支持線を再び試す可能性があるとみている。
結局のところ、8月初旬のビットコイン相場の分岐点は、単なる自律反発ではなく、6万7200ドルを明確に突破できるかにある。イーサリアムがすでに上放れの兆しを示す一方、ビットコインはなお確認待ちの段階にあり、両資産の相対的な強弱が当面の市場を左右しそうだ。