分散型金融(DeFi)プロトコルのAaveは、利用の少ないリザーブの整理と、一部ブロックチェーンでの展開終了を柱とするガバナンス提案を公表した。対象となる規模は、預入資産が9810万ドル、未返済債務が1560万ドルに上る。
暗号資産メディアThe Blockが30日に報じたところによると、この提案はAave創業者のスタニ・クレチョフ氏が同日公開した。内容はリスクサービス企業LlamaRiskが策定したもので、Aaveが新たに示したリスクフレームワークに基づいて評価した結果だという。
LlamaRiskは、個別資産ごとに対応を検討するのではなく、すでに配備済みの全資産に対して同フレームワークを一括適用したとしている。
提案では、Aave V3が展開する11市場のうち、利用の少ないリザーブ50件に加え、満期を迎えたPendleのプリンシパル・トークン(PT)21件の除外を勧告した。あわせて、Sonic、Scroll、zkSync、Metis、Soneium、Aptosの6チェーンでの展開終了も盛り込んだ。これには追加で25件のリザーブが含まれる。
The Blockは今回の見直しについて、価格オラクルや清算インフラ、常時のリスク監視を維持するだけの利用実態が乏しいリザーブを対象に、Aave全体のポートフォリオリスク基準を適用した結果だと伝えている。
除外対象のリザーブについては、新規利用を停止したうえで、供給上限と借入上限を引き下げる。また、借り入れ可能な資産のリザーブファクターも引き上げる方針だ。
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