画像=AMCN

Yamahaの新型電動スクーターとみられる車両が、日本の意匠登録資料から明らかになった。量産型に近い外観に加え、中央モーターとベルト駆動、シート下のバッテリーといった新設計を取り入れた可能性がある。

米電気自動車メディアのElectrekが28日(現地時間)に報じた。豪州メディアのAMCNも先行して取り上げている。

公開された資料からは、Yamahaの既存モデル「RayZR 125」に近いプロポーションを持つ、125ccクラスに相当する電動スクーターである可能性がうかがえる。外観自体は比較的オーソドックスだが、駆動系や車体レイアウトには従来の通勤向け電動スクーターとは異なる特徴が見られる。

最も注目されるのは駆動方式だ。多くの電動スクーターが後輪側のスイングアームにモーターを組み込むのに対し、このモデルは車体中央にモーターを配置し、ベルトで後輪を駆動する構造を採用したように見える。一般的な二輪車に近いレイアウトで、重量配分やサスペンション性能の面でメリットが出る可能性がある。

バッテリーの搭載位置も特徴的だ。バッテリーパックはシート下に収まる構造とみられ、着脱式として設計された可能性が高い。Yamahaは電動スクーター「NEO's」で着脱式バッテリーを採用している。

もっとも、Yamahaはこれまで電動スクーター向けに複数のサイズや形状の着脱式バッテリーを展開しており、今回のモデルがどの規格を採用するかは現時点では確認されていない。

後輪サスペンションの配置も一般的なスクーターとは異なる。通常は後輪車軸付近にツインショックを備える例が多いが、このモデルではそれより前寄りに、左右へ張り出すような形で配置されているように見える。シート下のバッテリー搭載スペースを確保する狙いがあるとの見方も出ている。

装備面では、小型のTFTディスプレイの採用が確認できる。フロントのレッグシールド内側には複数の収納スペースが設けられ、キーレス始動システムとみられる装備も見受けられる。

前照灯は、中央のデイタイムランニングライトを囲む4分割のヘッドランプ構成を採用したようだ。既存のスクーターとは異なるフロントマスクとなっている。

Yamahaはこれまで、電動スクーター分野で大きな販売実績を築いてきたとは言い難い。ただ、今回の動きはバッテリー式二輪事業を継続する姿勢を示すものと受け止められている。意匠の完成度が高いことから、正式発表は遠くないとの見方もある。

今後の焦点は投入地域だ。Yamahaがどの市場を優先するのか、また各市場で電動スクーター需要がどこまで成熟しているのかが、商品化後の成否を左右しそうだ。

キーワード

#Yamaha #電動スクーター #意匠登録 #中央モーター #ベルト駆動 #着脱式バッテリー #TFTディスプレイ
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.