HomePod mini。写真=Apple

Appleが、新型Apple TVとHomePod mini、スマートホームハブの3製品を準備しているようだ。米ITメディアの9to5Macが28日(現地時間)、関連製品の多くが投入準備の最終段階に入っており、このうち一部は数日内ではなく数カ月以内に市場投入される可能性があると報じた。

同報道によると、Appleは今秋にも新しいApple TVのセットトップボックスと、HomePod miniの更新モデルを投入する見通し。外観は現行モデルから大きく変えず、チップ刷新によって処理性能を引き上げ、Siri AI対応を強化するとみられている。現行のApple TV 4KはA15 Bionic、HomePod miniはApple Watch Series 5と同じS5チップを採用している。

今回のラインアップで最も注目されるのが、新しいスマートホームハブだ。発売時期が近いとされ、発表は10月から来年初頭にかけてになる可能性があるという。開発中の形状は2種類あり、半球状の台座にディスプレイを載せるタイプと、新たなマグネット機構で壁面に取り付けるタイプがあるとされる。

このスマートホームハブは、7インチの正方形ディスプレイを搭載し、Siri AIを中核に設計された製品になる見込みだ。OSにはtvOSをベースにした新OSを採用し、ユーザーインタフェースはtvOSとwatchOSを組み合わせたような構成になるという。アプリやアイコン、ウィジェットにも対応するとみられている。

機能面では、FaceTime、ホームセキュリティ監視、HomeKit連携、Apple Watchに近いカスタマイズ可能な時計表示などを備える見通しだ。加えて、顔認識機能も主要な差別化要素として挙がっている。音声操作にとどまらず、家庭内の制御やセキュリティ、コミュニケーションを一体化するハブ製品として位置付けられそうだ。

9to5Macによると、Appleは後続のスマートホーム製品も準備しているという。9インチディスプレイを備えた高価格帯のロボットハブや、高価格帯の屋内向けセキュリティカメラが含まれるとされる。新型ハブの上位モデルが実際に発売されれば、Appleは普及モデルと高価格帯モデルに分かれたスマートホーム機器のラインアップを持つことになる。

今回の製品投入は、単なる新機種追加にとどまらず、Appleのスマートホーム戦略拡大を示す動きとなる可能性がある。まずはApple TVとHomePod miniのチップ性能を高めてSiri AIベースの機能を広げ、その後、専用ハブを軸にHomeKitやセキュリティ、ビデオ通話機能を統合していく流れが想定される。新ハブが10月から来年初頭に登場すれば、Appleのスマートホームエコシステム再編の起点になるかもしれない。

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