写真=29日、「2026 大韓民国AI革新人材コネクト」で開会あいさつをするペ・ギョンフン副首相

政府は、AI教育と産学連携を強化し、AI半導体、AIデータセンター、フィジカルAIの「3大メガプロジェクト」を支える人材育成を本格化する。大学の研究成果を産業現場につなげるとともに、人材が国内で活躍し、適切な処遇を受けられる環境整備も進める方針だ。

ペ・ギョンフン副首相兼科学技術情報通信部長官は29日、ソウルのCOEXで開かれた「2026 大韓民国AI革新人材コネクト」で、「大規模なAI投資を産業競争力につなげるには、研究を進め、それを現場で実装できる人材の育成が不可欠だ」と述べた。

同氏は、政府が進める3大メガプロジェクトについて、「韓国が世界最高水準のAI競争力を確保し、本格的なAI時代に備えるための取り組みだ」と説明した。公表済みの事業規模の合計は4500兆ウォンに上るという。

そのうえで、「単なる宣言で終わらせないため、政府は関連施策を段階的に進めている」と強調した。国内企業と政府の投資に加え、海外資本を誘致するための協力基盤の構築も進めているとした。

また、米国で最近開かれたAI関連イベントでは、グローバルビッグテックと韓国企業の実質的な協力策を協議したと明らかにした。AI半導体とデータセンター分野では9500億ドル規模の投資計画が公表され、実行に向けた具体策も議論したという。

ペ副首相は、「フィジカルAIを軸に、韓国が強みを持つ分野にAIを組み合わせることで、多様な産業やサービスを生み出し、世界市場へ輸出できる基盤を築かなければならない」と述べた。3大メガプロジェクトは、AI革命に向けた重要な出発点になるとの認識も示した。

さらに、今後3〜5年の投資と準備が、その先30年の韓国の将来を左右し得ると指摘。そのためには、投資や研究環境、企業エコシステムの整備と並んで、AI人材の育成が極めて重要だとした。

AI人材の確保については、「韓国がAI3大強国を目指すには、人材が国内で十分に研究し、優れた成果を上げられる環境を整える必要がある」と述べた。AI大学院とも連携し、どのように人材を育て、卒業後に次の役割へつなげていくかを検討してきたという。

一時は理工系離れや医学部志向の高まりで、AI人材育成の流れがやや鈍った時期もあったが、足元ではAI産業の成長を背景に関連分野への関心が再び高まっているとの見方を示した。

また、「世界でも韓国のAIへの関心が高まり、協力提案が相次いでいる」としたうえで、「海外人材の韓国流入も増えている」と説明した。人材が韓国で成果を上げ、適切な待遇のもとで将来を描けるよう、政府が企業、研究機関、大学と連携して環境整備を進める考えを示した。

産学連携の重要性にも言及し、「AIは理論にとどまらず、企業の現場で実際に動き、成果を生む段階まで進まなければならない」と強調した。「AIは他の学問分野や産業と結び付いてこそ相乗効果が生まれる」とも語った。

さらに、「大学、産業界、研究機関が一体となって学生をAI人材として育て、その人材が韓国に定着できる土壌づくりを支援する」と述べたうえで、政府の取り組みに不足があれば現場から積極的に意見を寄せてほしいと呼びかけた。

一方、科学技術情報通信部は29日から31日まで、ソウルのCOEXで「2026 大韓民国AI革新人材コネクト」を開く。政府のAI人材育成事業に参加する大学院生や研究者、企業関係者ら約1000人が出席する。対象事業は、AI・AX大学院、AI融合革新大学院、AIスターフェローシップ、生成AI先道人材育成など。

会期中は、産学研の関係者がデータセンターやフィジカルAIなどの中核分野で求められる人材像や必要な能力、大学と企業の協力策を議論する。科学技術情報通信部は、こうした現場の意見を踏まえ、AI人材育成の方向性と支援体系を盛り込んだ「AI人材育成支援戦略」を策定する計画だ。

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