CES 2026でホームロボット「LG CLOiD」と拳を突き合わせるLG Electronicsのリュ・ジェチョルCEO。写真=LG Electronics

LG Electronicsは29日、上期に開催した「AXハッカソン」で、AIを活用した業務革新の提案を募り、優秀課題5件を選定したと発表した。今後はPoC(概念実証)を経て適用部門を段階的に広げ、社内AIプラットフォーム「LGenie」を通じて全社展開を進める。

ハッカソンには従業員約2100人が参加し、700件超のアイデアが集まった。同社は約2カ月にわたる審査と検証を経て、優秀課題5件を最終選定した。参加者数は初開催だった2024年上期の約500人から4倍超に増えた。

選定課題の一つ「24時間完全自律業務遂行システム」は、ソフトウェア開発の主要プロセスをAIエージェントが担うソリューション。業務依頼の受け付け・分類からコード実装、テスト、文書化までを自動化する。社内検証では、業務の約8割を自動化でき、1人当たり年間1200時間超の作業時間削減が見込まれるという。

「製品包装設計自動化ソリューション」は、平均120時間を要していた包装設計業務を1.5時間程度まで短縮する。3Dモデリングからコンテナ積載の最適化までをAIが担う仕組みだ。

「物流・SCM特化ソリューション」は、10万件規模の物流・出荷データをリアルタイムで分析し、船便スケジュールのリスクを事前に把握・管理する。従来3時間以上かかっていたデータ照会・分析は1分程度に短縮できるとしている。

このほか、社内の事務処理時間を80%以上削減する統合業務プラットフォーム、AIベースの広告コンテンツ生成・提案システムも優秀課題に選ばれた。

同社は、選定した5件についてPoCを進めた上で適用組織を順次拡大し、「LGenie」のサブエージェントとして組み込んで全社展開を推進する方針だ。

チョ・ジョンボムAXセンター長(専務)は「全社員が実務で積極的にAIを活用できるよう、AXハッカソンで発掘した優秀課題を継続的に高度化し、全社に拡大適用して働き方の革新を加速していく」とコメントした。

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