Cardanoのトークン化RWA残高が過去30日で23.1%増の5530万ドルに拡大し、主要ブロックチェーンの中で月間成長率5位となった。LSE関連プロジェクトへの参加や提携も進んでおり、資産トークン化分野で存在感を高めている。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが24日(現地時間)に報じた。RWA FoundationがToken Terminalのデータを基に集計したもので、主要ブロックチェーン別に過去1カ月のRWA残高の伸びを比較した。
Cardanoは市場規模そのものでは上位チェーンに及ばないものの、足元の伸び率では一部の大型ネットワークを上回った。
例えば、Avalanche(AVAX)の増加率は22.6%で、RWA市場規模は25億ドル。Sonic(S)は22.1%増の1億2420万ドル、Fractal(FRAX)は18.4%増の3900万ドル、BNB Chainは16.5%増の92億ドルだった。Ton(TON)も6.4%増の6億7040万ドルで上位10位に入った。
一方、成長率でCardanoを上回ったネットワークもある。Robinhood Chainは1万1416.2%増の3億2370万ドルで首位。Tempoは74.3%、Monad(MON)は36.7%、Plume Network(PLUME)は35.7%の伸びを記録した。
RWA市場は、伝統的な金融資産のトークン化を追い風に拡大が続く。こうした中、Cardano創設者のチャールズ・ホスキンソン氏は、RWA市場が2030年までに10兆ドル規模に達する可能性があるとの見方を示している。
Cardanoは関連インフラの整備も進めている。ロンドン証券取引所(LSE)がMembers Capital Managementの「MCM Fund I」を採用したプロジェクトにCardanoが参加し、投資記録はLSEのプライベートブロックチェーンに記録されたという。英国のデジタル資産取引事業者Archaxは、同ファンドをCardanoブロックチェーン上でトークン化した。
このほかCardanoエコシステムでは、提携を通じてRWAの対象資産も広げている。年初にはKinkaがEMURGOと組み、Cardano上で金連動トークンの発行に着手した。EMURGOはHaus、OpenEden、DigiFTなど規制準拠型のトークン化プラットフォームとも連携し、プライベートクレジット、米国債、保険売掛債権ファクタリング資産の組み入れを進めた。
こうした動きは、CardanoのRWA拡大が単なる残高の増加にとどまらず、実際にどの資産がネットワークに流入しているかを示している。市場全体の規模では依然として大手チェーンとの差があるものの、直近1カ月の高い成長率と相次ぐトークン化案件からは、Cardanoが資産トークン化インフラ競争に本格的に踏み込んだ姿勢がうかがえる。