写真=Kakao

Kakaoは23日、NGOなど非営利団体の活動家を対象とするAI研修「KakaoTech NGO AI Class」の参加者募集を開始したと発表した。

同プログラムは、2025年に小規模事業者向けに実施した「KakaoTech AIスクール 社長クラス」の対象を、非営利団体の領域へ広げた取り組みだ。技術へのアクセスが限られがちなNGOの現場で、業務のデジタル自動化やデータ分析の活用基盤を広げ、社会的価値の創出効率を高めるデジタル包摂戦略の一環として位置付ける。

対象は、国内に登録された非営利民間団体、社団、財団法人などの非営利社会団体に所属する活動家。Kakaoのサステナビリティ経営サイトで8月9日まで申請を受け付け、50団体100人を選抜する。受講料は全額無料。

研修は、各団体からリーダー層と実務担当者が2人1組で参加する仕組みとした。個人の短期的なスキル習得にとどめず、2人が同時に学ぶことで、団体全体の業務プロセス改善や組織の実質的な変化につなげる狙いがある。

プログラムは2日間で、Kakao AI Campus(パンギョのアジト)で対面実施する。内容は入門編と応用編の2段階で、実習中心のカリキュラムを組んだ。

9月2日の入門編では、AIの基礎的な活用法に加え、最新動向の分析、インサイト抽出、報道記事や法案、政策、研究報告書の分析など、非営利団体の業務効率化に役立つ手法を学ぶ。受講後には1週間、学んだ技術を実務に適用する期間を設ける。

応用編は9月8日または9日のいずれかを選んで参加する。NGOの現場が直面する実際の課題をAIで解決する実習を行い、AIアシスタントの構築、業務自動化、コンテンツ制作、発表資料作成など、生成AIを組織実務に導入する活用例を中心に扱う。

Kakaoは、修了者全員に有料AIサービス「Claude Pro」の1カ月利用分を支援する。研修終了後も、講師陣や運営陣に実務上の質問ができる専用のオープンチャットを1カ月間運営するほか、参加団体同士の経験共有を目的としたネットワーキングも実施する。

ホン・シンKakao ESG協力成果リーダーは「活動家の成長が組織の変化につながるよう、NGOの現場に合わせた教育を用意した」とコメント。「今後もAI技術を基盤に、多様な社会構成員のデジタル能力を高め、社会的価値の創出に貢献していく」と述べた。

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