画像=Elice Groupの「AI PMDC」完成予想図

Elice Groupは7月23日、韓国産業団地公団釜山本部が推進する「釜山造船・海洋エッジAIデータセンター構築事業」に参画すると発表した。

同事業は、産業通商資源部の「2026年産業団地エッジAIDC実証・試験事業」の一環。釜山造船・海洋産業団地にGPUと国産NPUを組み合わせたエッジAIデータセンターを整備し、立地する製造業のAXを後押しする。

Elice Groupは、モジュール型AIデータセンター「Elice AI PMDC」2基と、AIクラウドインフラ仮想化ソリューション「ECI」を供給する。

ECIは、GPUやNPUなど異なるAIアクセラレータ資源を統合管理し、用途ごとに最適配分するソリューション。製造現場で求められる低遅延かつ高効率のAI演算環境の実現を目指す。

データセンターは、GPUが製造AIモデルの学習・検証と高性能演算を担い、国産NPUが推論処理とSaaS(Software as a Service)を担う構成とする。Elice Groupは、国産AI半導体ベースのAIインフラの構築と運用を担当し、製造AIサービスの現場導入と国内AI半導体エコシステムの拡大を支援する方針だ。

同社は、自社のAIクラウド「Elice Cloud」で検証してきたAI PMDCとECIの統合パッケージについて、今回が外部顧客向けとして初の商用導入事例になると説明している。

また、このエッジAIデータセンターは「Elice Cloud」と連携するDR体制も備える。無停電電力供給体制と二重化したセキュリティシステムを適用し、障害発生時にも安定的にAIサービスを提供できるようにする。

Elice Groupのキム・ジェウォン代表は「AIインフラの競争力は、高性能ハードウェアを収容するデータセンターと、それを効率的に制御する運用ソフトウェアの有機的な結合にある」とコメント。その上で「今回の事業は、自社AIクラウドで検証したAI PMDCとECIの統合パッケージを産業現場に適用する初の事例だ。製造業のAXにとどまらず、国産AI半導体エコシステムの拡大にもつながる」と述べた。

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