Reve AIは、セキュリティ運用向けAIエージェント「Figaro」と、検知ルール変更のテストからデプロイ、バージョン管理、ロールバックまでを一元化するプラットフォームを公開した。セキュリティ運用全体にソフトウェア開発のCI/CDの考え方を持ち込み、変更に伴うリスクの抑制を目指す。
米SiliconANGLEが21日(現地時間)に報じた。Reve AIはこの仕組みを、セキュリティ運用全体にCI/CDを適用するための基盤として位置付けている。
同社が課題視するのは、セキュリティ運用センターを取り巻く変更の多さだ。新たなデータソースや検知ルール、クラウドサービスが継続的に追加されるほか、連携先システムの仕様が予告なく変わることもある。このため、小規模な修正でも検知パイプラインが途切れる可能性があり、問題が起きた場合には、セキュリティチームが脅威検知能力の低下や欠落にすぐ気づけないケースもあるという。
Figaroは、セキュリティ運用スタック全体の検知フローを一貫した形でマッピングした「セキュリティデータ系譜」の構造を基盤とする。エンジニアが自然言語で必要な変更内容を指示すると、Figaroが本番環境を読み取り、修正案を提示する。反映前にはシミュレーションとテストを通じて、影響範囲を検証できる。
デプロイはワンクリックで実行できる。すべての変更はバージョン管理され、必要に応じて即座にロールバック可能だ。デプロイ後も継続監視機能によって、既存の検知フローと新たな検知フローが想定通りに動作しているかを確認する。
Reve AIは2025年に、Googleのセキュリティ運用部門とCymplifyの出身者が設立した。2026年3月には、Team8 CapitalとTen Eleven Venturesから、シードおよびシリーズAを合わせて3800万ドル(約57億円)を調達している。