Ethereum(写真=Shutterstock)

Ethereumが1842ドルの節目を上抜け、チャート上では2163ドルまで上値を試す展開が意識されている。ただ、週足終値で再び1842ドルを下回れば、今回の上抜けがブルトラップ(だましの上昇)に終わる可能性もある。

ブロックチェーンメディアU.Todayが19日(現地時間)に報じたところによると、暗号資産アナリストのアクセル・キバール氏は、Ethereumの足元の値動きを二重底の形成局面とみて、こうした見方を示した。

焦点は、1842ドルを上抜けた後にこの水準を維持できるかどうかだ。Ethereumは6月と7月に1510ドル近辺で2度下げ止まり、反発した。これを受け、市場では二重底のネックラインに当たる1842ドルを突破したとの見方が広がっている。足元の価格は1870ドル前後で推移しており、これまでの抵抗線だった1842ドルを支持線に転換できるかが注目点となっている。

1842ドルを明確に上回って推移すれば、次の節目は2000ドルとなる。キバール氏は、2000ドルを突破して定着すれば、主要な上値目標として2163ドルが視野に入るとみている。逆に、週足終値で1842ドルを下回れば、上抜けの信頼性は低下し、従来のレンジ相場に戻る可能性が高まる。下値支持線を再び試す展開も想定されるという。

市場には今回の局面を押し目買いの好機とみる向きもあるが、キバール氏は慎重な姿勢を崩していない。足元の動きはあくまで短期的なブレイクアウトにとどまる可能性があるとして、Ethereumが2000ドルを上回って安定的に推移するまでは買いを見送る考えを示した。今回の上昇が、より大きな底固めの過程の一部に過ぎない可能性があるためだ。

同氏は、一部の上昇を取り逃しても、相場が継続的な強気基調を示し、より大きなトレンド構造の改善を確認してから参入する方が望ましいとの見方も示した。年平均価格を下回る水準で買い向かうと、資金が長期にわたって方向感に乏しい相場に拘束されるリスクがあると説明している。

特に1842ドルは、短期的な抵抗線の突破にとどまらず、今回の二重底パターンの成否を左右する分岐点と位置付けられる。この水準を上回って推移する期間が長いほどブレイクの信頼性は高まるが、早い段階で押し戻されれば、買いの勢いが十分でなかったとの見方につながりやすい。

2000ドルも心理的な節目であり、一気に突破するのは容易ではないとみられている。2000ドルを上抜けた後、その水準を支持線として維持できれば、2163ドルに向けた一段高シナリオの確度は増す。一方で、2000ドル近辺で売り圧力が再び強まれば、短期的な上昇モメンタムは鈍る可能性がある。

このため市場では、足元の反発幅そのものよりも、主要価格帯での定着が重要だとの見方が出ている。1842ドルの維持と2000ドル突破が段階的に確認されれば、トレンド転換への期待が強まる。一方で、いずれかに失敗すれば、Ethereumが再び広いレンジ内での推移にとどまる可能性がある。

キバール氏はXへの投稿で、ETHUSDの再テスト完了の可能性にも言及している。

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