ビットコイン相場で、2カ月足のストキャスティクスRSIが過去の弱気相場の底打ち局面に近い動きを示しているとして、一部トレーダーの間で注目が集まっている。Cointelegraphが14日(現地時間)に伝えた。
市場関係者が注視しているのは、2カ月ベースのストキャスティクスRSIだ。通常のRSIをもとに直近の値動きの勢いを測る指標で、相場の過熱感や反転の兆しを探る際に用いられる。
トレーダーのマックス・クリプトはX(旧Twitter)への投稿で、2026年の弱気相場終盤もこの指標が相場の底打ち局面を示す可能性があると指摘した。「2カ月ストキャスティクスRSIが強気クロスを形成し、0まで低下するたびに、ビットコインは底を打ってきた」としている。
TradingViewによると、2カ月ストキャスティクスRSIは足元で4.81。3月には30以下の売られ過ぎ圏に入っており、現在に近い水準が確認されたのは約3年前が最後だったという。市場では、年初来の主要な注目材料の一つとして意識されている。日次ベースの値動きが2022年の弱気相場と比較される場面もあった。
別のトレーダーも、RSIを底値判断の有力な手掛かりとみている。4月にはQuantum Ascendが、ビットコインの値動きは過去のパターンにほぼ完全に沿って推移していると分析した。ビットコインが6万ドル(約900万円)を上回る水準でも方向感を欠くなか、RSIが先行して反発シグナルを示す可能性があるという見方だ。
足元では日足RSIにも関心が集まっている。トレーダー兼投資家のビットコインハイパーは13日、S&P500との比較で強気ダイバージェンスが出ていると指摘した。6月初旬には日足RSIが15まで低下しており、トレーダーのオセムカは後にこれを「非常に強い売り局面」の一つと位置付けたという。
ビットコインは今月、6万4000ドル(約960万円)を再び回復した。背景には、複数の時間軸で確認されたRSIの強気ダイバージェンスがあったとされる。市場の関心は短期的な反発そのものよりも、長期のストキャスティクスRSIと短期の日足RSIがそろって過去の底値圏に近いシグナルを示すかどうかに向かっている。
焦点は価格水準そのものではなく、各指標が過去と同様のシグナルを再現するかどうかだ。Cointelegraphは、2カ月ストキャスティクスRSIが実際に0近辺まで低下したうえで強気クロスを形成するか、また日足RSIが追加下落の後に反転パターンを完成させるかが、2026年のビットコイン弱気相場の底を巡る議論の中心になると伝えている。