XRP(写真=Shutterstock)

オンチェーン分析企業Santimentの調査で、主要暗号資産3銘柄のうちXRPがSNS上で最も強い強気心理を示したことが分かった。一方でBitcoinは中立に近い水準にとどまっており、Santimentは価格が弱含む場面で楽観が過熱すると、短期的な下落リスクが高まる可能性があると警告している。

ブロックチェーンメディアDeCryptが14日(現地時間)に伝えたところによると、Santimentが追跡するSNS上のポジティブ投稿とネガティブ投稿の比率は、XRPが3.02対1で主要3銘柄の中で最も高かった。Ethereumは2.31対1、Bitcoinは1.40対1だった。

Santimentは、投資家心理が極端な恐怖からはやや後退したものの、楽観ムードが主要資産全体に均等に広がっているわけではないと分析した。XRPはFOMOが強い状態にあり、Ethereumも限定的ながらFOMOの兆候が見られるという。

ただ、こうした強気心理は足元の値動きとは一致していない。BitcoinとEthereumは週初に上げた分を吐き出し、XRPもSNS上の心理改善とは裏腹に売りに押された。XRPは3日前に1.1180ドルまで上昇した後、足元では1.05ドルをやや上回る水準まで下落。直近1週間で5.56%、直近1カ月で6%超下げた。

Santimentは、価格が軟調な局面ほど過度な楽観が短期的な下押し要因になりやすいと指摘した。「暗号資産市場は総じて、群衆が強く期待する方向とは逆に動く傾向がある」とし、XRPやEthereumを巡る強気心理が下落局面でも過熱したままであれば、戻りの鈍さや追加の売り圧力につながる可能性があるとした。

EthereumはXRPと対照的に、直近1週間では上昇基調を維持し、直近1カ月でも6.24%上昇した。ただ、年初来では40%下落しており、XRPも同期間に42%超下げている。これに対しBitcoinの投資家心理は比較的バランスが取れていた。Bitcoinは足元で6万2500ドル(約937万5000円)前後で推移し、直近1週間で1.2%、直近1カ月で2.7%下落している。

Santimentは、個人投資家の楽観が過度に傾いていない局面の方が、相場に一段高の余地が生まれやすいとの見方も示した。Bitcoinは一時6万5000ドル(約975万円)に接近したものの、その後は押し戻されたという。今回の分析は、主要暗号資産を巡るSNS上の強気・弱気の議論を追跡する投稿比率指標に基づいている。

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