XRP(写真=Shutterstock)

XRP Ledgerで100万ドル超の大口取引がこの1週間で97%減少した。価格の軟調な推移も重なり、市場では0.90〜0.94ドルの需要帯を再び試す展開への警戒感が強まっている。

ブロックチェーンメディアThe Crypto Basicが13日、報じた。機関投資家や大口保有者の市場参加が鈍っているとの見方を伝えている。

アナリストのアリ・マルティネス氏が共有したSantimentのデータによると、XRP Ledgerにおける100万ドル超の取引件数は、先週の約70件から足元では2件まで減少した。減少ペースは当初緩やかだったが、8日には1日当たり52件超を記録した後、9日以降に急減。12日には2件となり、1週間で97%減となった。

こうした動きはXRPの下落局面と重なる。XRPはこの1週間で6%超下落し、7月中に一時14%まで拡大していた月初来上昇率も、足元では3.5%前後まで縮小した。大口取引の減少だけで弱気転換と断じることはできないが、大口投資家の参加低下が市場心理の冷え込みを示すシグナルとみる向きは多い。

テクニカル面でも、下値を試す展開が意識されている。アナリストのCryptoinsightUKは、XRPが主要な支持帯まで一段安となった後に底固めし、上抜けに向かうシナリオを示した。日足チャートでは、XRPは明確な下降トレンドラインの下で推移しており、この抵抗線は5月14日の高値1.55ドル以降、上値を抑えてきた水準だとしている。

短期的な水平抵抗線として挙げられたのは1.11ドル近辺だ。下降トレンドラインと水平抵抗が重なる水準で、XRPは7月4日に同トレンドラインで上値を抑えられた後、再びこの近辺まで押し戻されたという。

次の注目ゾーンは0.90〜0.94ドルの需要帯だ。CryptoinsightUKはこの水準を、買いが売り圧力を吸収しやすい押し目買いの領域と位置付けた。現在値からこの支持帯まで下落するには、なお12.6〜16%の下げ余地があるとしている。

もっとも、下落一辺倒との見方に傾いているわけではない。XRPは1カ月超にわたって1ドルの支持線を維持しており、再テスト後に反発してきた経緯がある。0.90〜0.94ドルまで下げる前に1ドル近辺へ買いが戻れば、先に反発へ向かう可能性も残る。

今後の焦点は、大口投資家の参加が回復するかどうかに加え、1ドルの支持線を守れるか、さらに1.11ドル近辺の抵抗線を突破できるかに移りつつある。

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