XRPが、過去12カ月にわたって上値を抑えてきた下降チャネル上限に接近している。市場の焦点は1.10ドル近辺の攻防で、日足終値でこの水準を明確に上抜ければ、次の上値めどとして1.50〜1.60ドル帯、さらに2ドルが意識されそうだ。
ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」が7月13日(現地時間)に伝えたところによると、XRPは1.06ドルで取引されており、下降チャネル上限の抵抗線にほぼ到達した。
目先のポイントは1.10ドル近辺だ。チャート上では下降チャネル上限のトレンドラインがこの水準に位置しており、日足終値で上回れば、テクニカル面で上抜けシグナルと受け止められる可能性がある。
一方、この抵抗線を突破できなければ、約1年続く下落基調がなお維持される可能性がある。
今回の値動きは、過去に上昇局面へ移る直前にみられた「圧縮」局面と似ている点でも注目されている。XRPは2025年7月に3.60ドルまで上昇した後、下降チャネルに入り、その後の戻り局面でも上限のトレンドラインに抑えられてきた。
下限のトレンドラインも切り下がるなか、価格は2ドル近辺から1.50ドル、1.30ドルを経て、足元では1.06ドル前後まで低下した。この過程で、2025年7月の高値からの下落率は70%を超えた。
過去の上昇局面でも、XRPは長期のもみ合いを経て上放れした経緯がある。2024年11月には0.45〜0.75ドルの並行チャネルを上抜けて上昇基調に転じ、2025年1月には3.30ドル近辺まで上昇した。
その後は、3.30ドルから1.90〜2.00ドルの支持帯に向けて対称三角形を形成した。2025年半ばに上限トレンドラインを上抜けたことで、上昇幅は同年7月の3.60ドルまで拡大した。
足元の局面も当時と似た構図にある。ただ、トレンド転換を判断するには、日中の一時的な上抜けでは不十分で、下降チャネル上限を上回った日足終値の確定が必要になる。
上抜けが確認されれば、次の抵抗帯として1.50〜1.60ドル台が意識される。この価格帯は2025年後半に支持線として機能した一方、その後の下降チャネル継続局面では下抜けた水準でもある。
XRPがこのゾーンを回復できれば、中期的な相場構造は一段と改善する可能性があるという。
その次の節目としては2ドルが挙げられる。2ドルは、2025年半ばの3.60ドル上昇ラリーの土台となった水準で、チャート上でも重要な転換点として意識されやすい。
現在価格の約1.08ドル(1.0801ドル)から2ドルまで上昇した場合、上昇率は約85%となる。
この先は2.50ドルや3ドル近辺でも追加の抵抗が見込まれる。短期的には1.10ドルを上抜けられるか、中期的には1.50〜1.60ドル帯と2ドルを回復できるかが、次の値動きを左右するポイントになりそうだ。
今回の焦点は、単なる自律反発にとどまるのか、それとも1年続いた下降チャネル上限を実際に突破できるのかにある。XRPは過去にも長期の値固めを経てトレンド転換に向かった例があるだけに、1.10ドル前後での日足終値が当面の重要な分岐点となる。