Bagelcodeは7月14日、全社員がAIエージェントを活用する「1人1エージェント」の業務基盤を整えたと発表した。これに伴い、ゲーム開発やライブ運用、パブリッシングなど全般で、チーム単位のAI協業体制を本格展開する。
同社は2026年上期中に、社内AIエージェント「AgentB」の全社員向け導入を完了した。安定運用に必要なハードウェアも整備し、「1人1エージェント」の業務環境を構築したという。AgentBは社内データや業務コンテキストと連携し、文書作成や情報整理、業務トラッキングなど日常業務を常時支援する。
2026年下期からは、個人向けエージェントをチーム単位に拡張した協業モデル「TeamB」を段階的に導入する方針だ。個人の作業支援にとどまらず、共通チャネルや文書、業務文脈を横断しながら、複数のメンバーや部門にまたがる意思決定と実行をつなぐ仕組みとして活用する。
モバイルゲーム事業では複数部門が緊密に連携するため、部門間のフィードバック待ちや確認作業の繰り返しが実行スピードを左右する。Bagelcodeは、会議や文書、コミュニケーションチャネル上の文脈情報を整理し、業務上のボトルネックを減らすことで、各組織がより迅速に判断・実行できる体制づくりを進める。
この環境では、確認や整理といった反復業務をエージェントが支援し、社員はゲームの面白さや市場性、運用方針、ビジネス価値といった中核となる判断に集中できるようにするという。
実際、社内のデータ&AIチームでは、エンジニア3人がそれぞれのエージェントと連携し、通常は数週間を要する大規模データ向けインフラの制御プラットフォームを3日で実装した事例がある。Bagelcodeは、こうした実務経験を基にチーム単位の協業フローを高度化し、適用範囲を多様な組織業務へ広げるとしている。
ユン・イルファン氏、キム・ジュニョン氏の両共同代表は、「ゲーム事業の競争力は、どれだけ速く正確に実行できるかにかかっている」とコメントした。その上で、「エージェントを軸に個人の生産性とチームの協業効率を同時に高め、ゲーム開発・運用全般の実行速度を引き上げることで、グローバルゲーム市場で持続可能な競争力を強化していく」と述べた。