XRPは過去の値動きの傾向に照らすと、次のサイクル高値が2029年に到来する可能性がある――。ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicは13日(現地時間)、XRPの過去3回の市場サイクルを基にした分析を報じた。高値から次の高値までの平均日数は1414日で、2025年7月に付けた3.60ドルからの経過日数を当てはめると、次の高値は2029年5〜8月になるとの見方を示している。
同記事によると、XRPは2025年7月の高値以降、約12カ月にわたって調整局面が続いている。ただ、過去サイクルと比べると、現時点で調整完了とみるのは時期尚早だという。
分析の軸となるのは、サイクル高値から次のサイクル高値までに要した期間だ。XRPは過去3回の完了サイクルで、それぞれ1125日、1561日、1556日を経て次の高値を付けており、平均は1414日だった。
2025年7月の3.60ドル高値からの経過は、足元で約360日。この平均値を当てはめると、次のサイクル高値は2029年5〜8月、平均的には2029年6月ごろになる計算だ。
調整局面の長さについても、同様の傾向が見られる。過去のサイクルでは、高値を付けた後に平均15カ月前後の底値圏形成を経ており、今回も2026年10〜12月期ごろまで調整が続く可能性があるとしている。
最初の主要サイクルは、2013年12月の0.0614ドルの高値を起点とする。この局面では、2013年8月の安値0.0029ドルから2017%上昇した後に急落し、2014年7月には0.0028ドルまで下落。下落率は約95.4%に達した。
その後は反発に転じ、2017年1月初旬に3.31ドルを記録した。最初の高値から次の高値までは1125日だった。
2回目のサイクルはさらに長かった。2017年1月の3.31ドル高値の後、XRPは約27カ月にわたり下落し、2020年3月に0.11ドル近辺で底を打った。下落率は約96.7%だった。
続く回復局面では、2021年4月中旬ごろに1.96ドルまで上昇した。高値から次の高値までの期間は1561日となった。
3回目のサイクルでも、似た構図が繰り返された。2021年4月の1.96ドル高値の後、XRPは約14カ月で85.2%下落し、2022年6月に0.29ドルまで下げた。
その後は持ち直し、2025年7月に3.60ドルへ到達した。2021年4月の高値からちょうど1556日後に当たる。同分析では、こうした過去データを基に、次のサイクル高値が2029年5〜8月に現れる可能性があるとみている。
下落率からみた下値余地も大きい。過去3回の下落率は95.4%、96.7%、85.2%で、平均は約92%。これを3.60ドルの高値に当てはめると、極端なケースでは0.29ドル近辺まで下げる計算となり、2022年6月のサイクル安値と同水準になる。
一方、3回目のサイクルのように下げが比較的緩やかにとどまる場合は、0.53ドル前後が意識される水準になるという。さらに、0.29ドルから3.60ドルまでの上昇幅に対する78.6%押しの水準は1.00ドルとなる。
これらを踏まえると、長期的な底値候補のレンジは0.29〜1.00ドルで、中間シナリオでは0.53〜0.67ドルを想定している。
反発局面での上値抵抗も明確だ。まず重要な水準として挙げたのが1.55ドルで、0.29ドルから3.60ドルまでの上昇幅に対する61.8%押しの水準と重なる。XRPがこの価格帯を安定して上抜ければ、より広い回復局面入りを示すシグナルになり得るという。
その上では、1.95〜1.96ドルが次の重要ゾーンとなる。2021年4月のサイクル高値と50%押しの水準が重なるためで、過去の買い手による利益確定売りが出やすい価格帯とみている。
さらに、2017年1月のサイクル高値である3.31ドルも次の抵抗線として意識される。最終的にXRPが直近高値の3.60ドルを回復できれば、新たなサイクルの上放れを確認する局面になるとしている。
今回の分析は、短期的な反発の有無よりも、長期サイクルの時間軸と下落率に焦点を当てたものだ。XRPは直近高値から約1年の調整を経たが、過去平均と比べれば、なおサイクル後半には入っていない可能性があるというのが主眼となっている。
今後の注目点は、2026年10〜12月期前後に底値が形成されるかどうかと、その後に1.55ドル、1.95ドル台の上値抵抗を実際に突破できるかに移りそうだ。