画像=XRPレジャー(XRPL)

XRPLでアプリ関連の取引が増加している。週間のソースタグ取引は67万6800件に達し、集計開始初週に比べ28.6%増えた。一方で、週間の新規ウォレット数は1万2400件と大きな伸びは見られず、XRP価格も1.06ドル前後で弱含んでいる。

ブロックチェーン専門メディアのThe Crypto Basicが13日、こうした動向を伝えた。

ソースタグは、XRPL上でどのサービスやアプリに起因する取引かを識別するための指標だ。この増加は、ネットワーク上で実際に稼働するプラットフォームが増えていることを示す。XRPLバリデーターのベットはX(旧Twitter)への投稿で、「より多くのアプリやサービスがエコシステムに加わり、ソースタグ取引も増えた」と説明した。

日次ベースでも取引は持ち直した。6月末に大きく落ち込んだ後、7月3日から再び増加に転じ、その後は1日8万件を超える水準を複数回記録した。7月10日には日次のタグ取引が12万件まで伸び、チャート上でも高水準となった。

ネットワーク参加の広がりも確認された。1日当たりの平均アクティブ・ソースタグ数は176となり、集計初期比で13%増加した。ベットは、タグ取引とアクティブ・ソースタグがそろって増えている点に注目している。

こうした動きは、開発者による新たなアプリ展開が実利用につながっている可能性を示している。

もっとも、利用拡大が新規アドレスの増加に直結しているわけではない。週間の新規ウォレット数は1万2400件で、目立った変化はなかった。ベットは、この横ばい傾向について、既存ユーザーの活動が一段と活発になっていることを示唆するとみている。

足元のアプリ利用増は、新規アドレスの流入よりも、既存ユーザーの利用活発化が主因になっている可能性が高い。

背景の一つとして挙げられているのが、XRPL Commonsが進めるXRPL向けの3カ月間の競争プログラムだ。6月22日に始まったこの取り組みでは、XRPLメインネット上で実際に動作するアプリを公開し、アクティブユーザーや測定可能なオンチェーン活動を確保した開発者に報酬を支給する。総報酬額は5万XRP。

プログラムは9月21日に終了する。最優秀プロジェクトには2万5000XRPを支給するほか、ユーザー数が最も多いアプリとオンチェーン取引規模が最大のプロジェクトには、それぞれ5000XRPを割り当てる。さらに、アクティブユーザー300人を確保した15プロジェクトには1000XRPずつ配分する。ベットは、こうした施策が最近の活動増加の背景になっている可能性に言及した。

ただ、現時点で両者の因果関係は確認されていない。ただし、報酬設計がアプリ公開とユーザー獲得を促す内容である以上、単なるテストではなく、メインネット上の活動を押し上げやすい仕組みになっていることは確かだ。

一方、市場の値動きは別の様相を見せた。アプリ関連の活動が増えたにもかかわらず、同期間のXRP価格は6%下落した。足元では1.06ドル前後で推移している。

XRPLでは、開発者やアプリ利用に関する指標が改善する一方、市場価格は力強さを欠いている。今後は、9月21日の報酬プログラム終了までに、アプリ活動の拡大が新規ウォレット増につながるのか、またオンチェーン利用の増加が市場取引の回復に結び付くのかが焦点となる。

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