写真=Reve AI。純流出が続いても、取引所への流入規模が価格の重荷となる可能性を示した

暗号資産Shiba Inu(SHIB)で、取引所への大口流入が改めて警戒材料となっている。過去24時間の流入量は約960億枚に達した。流出がこれを上回り全体では純流出だったものの、買い需要が弱い局面でまとまった数量が取引所に移ったことで、短期的な下押し圧力につながるとの見方が出ている。

米ブロックチェーンメディアのU.Todayが13日(現地時間)に報じたところによると、SHIBの直近24時間の取引所流入は約960億枚、流出は約1120億枚だった。

流出超過でネットでは純流出を維持したが、市場が注目したのは差し引きの方向だけではなく、取引所に持ち込まれた絶対量の大きさだ。一般に、取引所への流入は売却やポジション調整に備えた移動と受け止められやすく、需給悪化への警戒を招きやすい。

SHIBはここ数カ月、軟調な値動きが続いており、足元でも0.0000042ドル近辺で推移している。買い需要が十分に回復していない局面で取引所内の供給が増えれば、価格の重荷になりやすい。

テクニカル面でも地合いは弱い。日足では50日、100日、200日の各指数移動平均線(EMA)をいずれも下回っており、主要な移動平均線の下での推移が続いている。こうした形状は、中長期の下落トレンドがなお継続していることを示すサインとみられる。

SHIBは年初に一時、上昇ウェッジのパターンを形成したが、その後は下放れした。以降も明確なトレンド転換は確認されておらず、6月と7月の戻り局面でも上値を抑えられ、切り下がる高値の形を描いた。

オンチェーン動向も、こうした弱い地合いを映している。U.Todayは、大量のトークンが取引所へ移動したことについて、一部保有者が売却の準備を進めているか、保有分の再配置を進めている可能性があると分析した。

もっとも、取引所への流入がそのまま売却を意味するわけではない。投資家がポートフォリオの見直しや裁定取引、流動性確保を目的に資産を移す場合もある。取引所準備金がおおむね安定している点も、全面的な換金売りが進んでいる局面ではないとみる根拠として挙げられた。

ただ、買いの強さを裏付ける材料は依然として限られる。出来高は過去の上昇局面の水準に届かず、モメンタム指標も弱含みだ。相対力指数(RSI)も中立水準の50を下回っており、市場参加者の買い意欲がなお十分でないことを示している。

市場では、足元のSHIBは依然として売り手優位との見方が強い。弱いチャート構造が続く中で、1日の取引所流入が1000億枚に迫る水準まで膨らんだからだ。

このため、取引所ベースで純流出が続いていても、需要の弱さと戻りの鈍さが解消されない限り、短期的な流れは変わりにくいとの見方が出ている。出来高の明確な増加と主要移動平均線の回復が確認されるまでは、追加の売り圧力に注意が必要だという。

キーワード

#SHIB #暗号資産 #Shiba Inu #取引所流入 #RSI #EMA
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.