ビットコインの底値圏入りの可能性を示す分析が浮上した。写真=Reve AI

Fidelity Investmentsのグローバルマクロディレクター、ジュリアン・ティマー氏は7月12日、ビットコインが長期サポートラインに接近しており、蓄積局面に入る可能性があるとの見方を示した。暗号資産メディアのU.Todayが報じた。ティマー氏は、心理面と定量面の両方から、ビットコインが底値圏に近づいている可能性があるとみている。

ティマー氏はXへの投稿で、ビットコインは蓄積局面にある可能性があり、6万ドル付近ではパワー法則モデル上のサポートラインにかなり近づいていると指摘した。

Fidelityのパワー法則モデルは、ビットコイン価格が長期トレンドラインを軸に一定のレンジで推移するとの見方に基づくものだ。価格がレンジ上限に達した局面は分配局面、下限に近づいた局面は主要な買い場として解釈してきたという。

Fidelityが示した過去の主要高値は、1137ドル、1万9042ドル、6万4337ドル。一方、2014~2015年の弱気相場では、安値が230ドルだったのに対し、当時のパワー法則モデルにおけるサポートラインは252ドルだった。

2018年の下落局面では、価格が3204ドルまで下げた一方、サポートラインの推定値は2521ドルだった。2022年のいわゆる「暗号資産の冬」でも、安値1万6366ドルはサポートラインの1万5006ドルに接近したとしている。

底値判断の補助指標としては、パワー法則トレンドラインに対する価格乖離率と、ビットコイン/金レシオの52週Zスコアを用いた。Fidelityは、これらの組み合わせによって市場の消耗度を測ったとしている。

週次データでは、ビットコイン価格は6万2685ドル、長期パワー法則サポートラインは5万6488ドルの水準にあるとされた。価格乖離率はマイナス56、ビットコイン/金レシオの52週Zスコアはマイナス100だった。

ティマー氏は、2014年末、2018年末、2022年末のように、Zスコアがマイナス100からマイナス120のレンジまで低下した局面は、ビットコインが金に対して定量的に消耗した状態を示唆すると説明した。

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