Stripe傘下のPrivyは7月11日、Solanaインフラ企業のJito Labsと共同で、Solana向け取引確定性ツール「Fullsend」を発表した。Privyによると、取引の遅延を50ミリ秒まで短縮し、取引処理の確実性向上につなげる。
The Blockの報道によれば、FullsendはPrivyウォレットから送信された取引について、ネットワークが許容する最高速度でSolanaブロックに取り込まれるようにする仕組みだ。
Fullsendは年初から公表せずにPrivyの社内で実運用してきた。1月以降に処理した数百万件の取引では、成功率99.999%を記録したとしている。
PrivyのCTO(最高技術責任者)であるアスタ・リ氏は、「Solanaの取引処理は必要以上に複雑化している。チップや優先順位手数料、適切なエンドポイントの選択まで考慮しなければならなかった」と説明。その上で、「開発者がこうした判断をしなくて済むようにしたかった」と述べた。
Fullsendは、Privyウォレットで署名されたすべての取引を、Jitoの低遅延ネットワークを通じて現在および次のSolanaリーダーに即座に送る。これによりブロックへの取り込みを促すとともに、フロントランニングやサンドイッチ攻撃、取引検閲といった最大抽出可能価値(MEV)に伴うリスクの低減にもつながるとしている。
Jito LabsのCEO(最高経営責任者)であるルーカス・ブルーダー氏は、「Solanaの主要アプリケーションでは、取引をどれだけ速く安定して処理できるかが競争力を左右する」と指摘した。さらに「Fullsendはそのためのインフラ層の解決策だ。リーダーに直接届け、標準的な優先順位手数料を適用し、MEVからの保護も図る」と語った。