Secret Networkは、Cosmosからイーサリアムのレイヤー2「Arbitrum」へ移行する案を提示した。AIの進化によって旧来コードの解析や脆弱性悪用が容易になっていることに加え、Cosmosエコシステムの弱体化も理由に挙げている。
Cointelegraphの報道によると、Secret Networkは2020年からCosmos上でプライバシー保護型のスマートコントラクトを運用してきた。ただ、足元では事業環境が変化しており、同チームはとりわけセキュリティ面のリスクを重く見ているという。
同チームは、旧来コードの解析が以前より容易になっているほか、AIの発達によって脆弱性の発見や悪用にかかるコストも低下していると説明した。
移行提案の背景には、6月に発生したAxelar-Secret IBCブリッジの不正流出もある。この事故では470万ドル相当の資産が流出した。一方、Secret NetworkのネイティブトークンであるSCRTに直接の影響はなかった。
Secret Networkは、管理が行き届いていない旧来コードのリスクが拡大していると指摘。そのうえで、AnthropicのClaude Mythos 5のような高度なAIモデルが、コード脆弱性の検出や悪用の可能性をさらに高めているとの見方を示した。
移行先候補として挙げたArbitrumについては、流動性に加え、開発ツール、ウォレットや取引所の対応、開発者基盤が整っていると評価した。
一方のCosmosについては、流動性の減少に加え、開発者が他のエコシステムへ移っていると指摘。開発ツール群の充実度も以前より低下しているとした。