Chainlink(LINK)は足元で上値の重い展開が続くなか、主要サポートとされる7.05ドル近辺での攻防が焦点となっている。ここを維持できれば9.47ドルへの反発が意識される一方、割り込めば次の下値メドは6.60ドルとなる。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicは9日(現地時間)、7.05ドル近辺について、これまで複数回にわたり買いが入り、短期的な反発の可否を左右してきた重要水準だと報じた。
LINKの値動きは、暗号資産市場全体の軟調地合いを映している。日足では高値を維持できず、じり安の展開が続いた。
週初めにはいったん8ドル台を回復し、7日には一時8.17ドルまで上昇した。ただ、この水準を定着できず、上昇基調は続かなかった。
8.17ドル近辺は、ここ数週間にわたりレジスタンスとして機能してきた50日単純移動平均線と重なる水準だった。上抜けに失敗したことで再び売り圧力が強まり、直近3日間で約4%下落。その後、この日は小幅に持ち直した。
市場の関心は7.05ドルの反応に集まっている。同水準は過去に弱い地合いのなかでも複数回下値を支えてきた主要支持線で、2月6日の市場急落局面でもこの近辺から反発した。
さらに6月6日と25日にも同水準で下げ渋っており、アナリストは今回もこの支持線が下落を食い止められるかが重要だとみている。
7.05ドルを維持できれば、短期的な反発目標として9.47ドルが意識される。足元の価格7.73ドルに対して約22%高く、7.05ドルからみると約33%上の水準だ。
市場全体のセンチメント改善と上昇モメンタムの回復が続けば、5月以降つけていない10.80ドルまで視野に入るとの見方もある。
もっとも、こうした強気シナリオはいずれも7.05ドルの防衛が前提だ。この水準を明確に割り込めば、次の下値メドとして6.60ドルが意識される可能性がある。
アナリストは現水準を過去の反発起点の一つとみる一方、下方ブレイクとなれば支持構造そのものが弱まる可能性があると指摘している。
ただ、反発を裏付ける材料はなお乏しい。価格は持ち直しつつあるものの、市場参加の勢いはむしろ鈍っているためだ。
直近4時間ベースの現物出来高は前期比5%減の511万ドル(約7億6700万円)、先物出来高も14%減の3935万ドル(約59億0300万円)だった。
出来高を伴わない価格反発は、短期的な自律反発にとどまり、その後に再び売り圧力が強まる兆候と受け止められることが多い。
LINKは目先の反発局面を試しているものの、トレンド転換を見極めるには、7.05ドルの支持線を守れるかに加え、取引活発化の確認も欠かせない。