XRP(写真=Shutterstock)

XRPが1.29ドル台の再奪回を試すうえで、1.07ドル前後のサポートを維持できるかが焦点になっている。55日指数移動平均線(EMA)や21日EMAを上回って推移できれば反発継続が視野に入る一方、55日EMAを明確に割り込めば調整色が強まりそうだ。

ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」が9日(現地時間)に伝えたところによると、XRPは直近の上昇分の一部を失ったものの、4時間足ではなお短期の上昇構造を保っている。

足元のXRPは1.09ドル近辺で推移している。今回の下げは新たな急落局面の始まりというより、急反発後にみられる一時的な調整との見方が優勢だ。

価格はボラティリティ・バンドの上半分にとどまり、シャープ・トレンド・サイクル(STC)も強気シグナルを維持している。勢いにはやや鈍化がみられるものの、現時点で弱気転換を判断するのは早いとしている。

相場の流れが変わったポイントとして挙げられたのが1.0753ドルだ。XRPは前回の反発局面でこの水準を終値ベースで上抜け、必要なボラティリティの緩衝帯も維持したという。

この価格帯は、それまで上値抵抗として機能していた水準が下値支持に転じたポイントでもある。チャート上では高値更新の構造が形成され、現在の上昇トレンドの土台になったとみられている。

その後の戻り局面でも、XRPは複数回にわたって強気構造への転換シグナルを示した。長期の売り圧力が続いた後、高値と安値を切り上げる値動きに移ったことを意味する。

こうしたパターンが崩れない限り、大局的な上昇トレンドも維持されるとの見方だ。

移動平均線も同様のシグナルを示している。21日EMAは1.1218ドル近辺に位置し、短期的な調整局面でサポートとして機能している。

55日EMAは1.0989ドル近辺にあり、足元の主要なトレンドサポートと位置付けられている。XRPは直近の下落局面でも両EMAの上を維持しており、買い手が中期的な主導権をまだ失っていない兆候とされる。

なかでも最重要の価格帯は1.07ドル前後だ。このゾーンは、直近の構造転換水準である1.0753ドルと重なる。

もともとの上値抵抗帯が下値支持帯へ転換した水準だけに、再テストをこなせれば上昇基調を一段と強める可能性がある。買いがこの水準を守り続ければ、相場を支える需要がなお残っていることを示すという。

現在の調整局面も、比較的落ち着いた値動きと受け止められている。XRPは急落するのではなく、主要EMAの上で押し目を形成している状況だ。

旧レジスタンス帯の下限である1.0225ドルも、およそ27本分の4時間足で割り込まなかった。売り手が相場の主導権を明確には取り戻せていないサインとみられている。

追加の反発を確認する条件も示された。21日EMA(1.1218ドル近辺)の再テストに成功するか、55日EMA(1.0989ドル)を上回ったまま4時間足終値を維持できれば、上昇の勢いが強まる可能性がある。

一方で、55日EMAを4時間足終値で明確に下回れば、回復局面の主要トレンドサポートが崩れ、強気シナリオは後退するとした。

上値の抵抗水準としては、まずボラティリティ・バンド上限の1.1503ドルが意識される。ここを上抜ければ、次の節目となる1.20ドルを試す展開もあり得る。

さらに両水準を突破すれば、過去に売りに上値を抑えられた1.292ドル近辺まで再び上昇する可能性も高まる。短期的には、1.07ドルの防衛と55日EMAの維持が、XRPの反発継続を左右する主要なポイントとなりそうだ。

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