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ビットコインは週次終値を前に6万3960ドルまで上昇し、約2週間ぶりの高値を付けた。市場では、相場の地合いが改善に向かうかを見極める節目として、6万5000ドルを上抜けられるかに注目が集まっている。

Cointelegraphによると、足元の反発局面ではショートポジションの清算が進んだ。CoinGlassの集計では、暗号資産市場全体のショート清算額は直近24時間で1億ドルをやや上回った。

トレーダーのExitpumpは、現物市場では積極的な売りが見られた一方、現物の累積出来高デルタは低下し、先物の累積出来高デルタはおおむね横ばいだったと分析した。

下値メドとしては、6万400ドル〜6万900ドルの価格帯が意識されている。トレーダーのKillaはこの水準をビットコインの最重要ゾーンと位置付けており、再びこのレンジを試す局面で維持できなければ、改めて安値を探る展開もあり得るとみている。

中長期の見方はなお割れている。一部の市場参加者は、弱気局面でなお安値更新の余地があるとみる。一方で、これまで弱気姿勢を続けてきたトレーダーのRomanは、より高い価格帯への反転が続く可能性があるとの見方を維持した。

週内は米マクロ指標も相場材料になる。米国株先物は祝日明けに上昇して取引を開始し、ナスダック100先物は1%上昇した。足元の米物価・雇用指標を受け、市場のFRBに対するタカ派観測はやや後退。CME FedWatchでは、7月、9月ともに政策金利据え置きの見方が織り込まれている。

今週は、6月のFOMC議事要旨に加え、購買担当者景気指数(PMI)や追加の雇用関連指標の公表が控える。

株高の持続性に対する警戒感もくすぶる。Bitwiseの欧州リサーチ責任者アンドレ・ドラゴシュは、BCA Researchの株式リスクモデルが弱気相場入りを警告するシグナルを示していると言及した。ただ、株式市場の調整や米景気後退が現実味を帯びた場合でも、その影響のかなりの部分はすでにビットコイン価格に織り込まれている可能性が高いと指摘。今後数カ月は、ビットコインがナスダックを相対的に上回る展開もあり得るとの見通しを示した。

オンチェーン指標では、売り圧力の鈍化を示す動きも出ている。CryptoQuantによると、6月中旬以降、Binanceへのビットコイン流入は大口投資家と個人投資家の双方で減少した。アムル・タハは、Binanceにおける大口投資家の流入額の30日累積値が、6月中旬以降で約24億ドル減少したと明らかにした。

個人投資家の流入額も、6月12日の100億2000万ドルから7月6日には82億ドルへ減少した。

投資家心理には持ち直しの兆しも見える。暗号資産恐怖・強欲指数は6日に24となり、7月初旬の2倍超まで上昇したものの、なお「極度の恐怖」圏にとどまった。市場の視線は、6万5000ドルの突破可否、6万400ドル台の支持線維持、そして今週の米指標への反応に向かっている。

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