GoogleがFBIなどと連携し、住宅用プロキシネットワーク「NetNut」を遮断

Google脅威インテリジェンスグループ(GTIG)は6日、米連邦捜査局(FBI)や業界パートナーと連携し、世界最大級の不正な住宅用プロキシネットワークの1つ「NetNut」を遮断したと発表した。Googleは関連するGoogleアカウントやサービスを無効化し、感染アプリの停止や利用者への警告も実施した。

GTIGによると、プロキシネットワーク業界では、事業者同士がボットネット由来の資源を継続的に売買しており、相互に密接につながっているという。NetNutは別名「Pupah」としても知られ、世界でも最大級かつ広く利用されている不正な住宅用プロキシネットワークの1つとされる。

GTIGは年初に、中国のIPIDEAプロキシネットワークを無力化したのに続き、今回はNetNutに悪用されていた数百万台規模の機器に関わるネットワーク基盤の遮断に踏み切った。

GTIGの推計では、NetNutはプロキシ機能を組み込むボットネット「Badbox 2.0」やトロイの木馬アプリを通じて、少なくとも200万台の機器を感染させて制御してきた。感染機器にはスマートTVやセットトップボックスも多数含まれるという。

NetNutは、一般家庭のスマート機器を不正通信の出口ノードとして悪用し、家庭内ネットワークを外部の脅威にさらしていた。正規の利用者がハッカーと誤認され、インターネットサービスプロバイダー(ISP)から接続を遮断されたり、不審な利用者とみなされたりする恐れもあるとしている。

Googleは、NetNutがマルウェアの遠隔操作用コマンド・アンド・コントロール(C2)に悪用していたGoogleアカウントやサービスを無効化し、主要なバックエンド基盤を遮断した。あわせて、Google Play Protectを通じて利用者に自動で警告を表示し、感染アプリも無効化した。

さらに、プラットフォーム事業者や研究機関、法執行機関に対し、関連する技術的な脅威インテリジェンスを速やかに共有したと説明している。

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