2026年型「Model Y」。写真=Tesla

Teslaの2026年型「Model Y」は、標準とプレミアムの2グレード展開となる。価格に加え、バッテリー容量、航続距離、充電性能、車内装備に違いがあり、標準は価格重視、プレミアムは長い航続距離と上位装備を打ち出す構成だ。

電気自動車メディアのCleanTechnicaによると、標準グレードの価格は3万9990ドル。3300ドルを頭金に、72カ月・金利0%で購入した場合の月額は529ドルで、頭金なしでは575ドルとなる。

プレミアムグレードは4万5990ドル。同じく頭金3300ドルの条件で、72カ月・金利0.99%を適用した場合、月額は631ドルとなる。

両グレードの最大の違いは、バッテリーと充電性能だ。標準グレードは60kWhのバッテリーを搭載し、EPA基準の航続距離は321マイル。最大充電出力は150kWとなる。

一方、プレミアムグレードは75kWhのバッテリーを採用し、EPA基準の航続距離は357マイル。最大充電出力は250kWに高められている。

内外装の装備内容にも差がある。標準グレードは、布張りのヘッドライナー、合成繊維シート、7スピーカーのオーディオを備える。

プレミアムグレードは、前後ライトバー、ガラスルーフ、フロントのアンビエントライト、ベンチレーション付きビーガンレザーシート、防音ガラス、13スピーカーと2基のサブウーファーを備えたオーディオシステム、後席ディスプレイなどを搭載する。

両グレードとも、2000ドルの追加でデュアルモーターの四輪駆動(AWD)を選択できる。標準グレードの後輪駆動モデルは0-60 mph加速が5.4秒で、デュアルモーター仕様では4.6秒になるという。

牽引装置は、工場装着が1000ドル、納車後の後付けが1300ドルとされる。

共通装備としては、大型のパワーリフトゲート、拡大した後席スペース、Hardware 4ベースの最新カメラシステムを採用する。フロントバンパーカメラも備え、Teslaの最新運転支援ソフトウェア「FSD V14」に対応するとしている。

FSD V14は、車両購入から30日後に月額99ドルの課金が始まる。プレミアムコネクティビティも30日間の無料期間終了後に有料となり、月額9.99ドルまたは年額99.99ドルで利用できる。

プレミアムコネクティビティには、衛星地図、リアルタイムの交通表示、Netflix、YouTube、Spotify、Apple Music、Webブラウジング、車載カメラのライブ表示、TeslaのAIアプリ「Grok」の一部機能利用などが含まれる。Grokは数時間ごとに7~10件の質問に制限されており、無制限で使うには別途サブスクリプション契約が必要だという。

CleanTechnicaはFSD V14について、多くの走行シーンでブレーキ、アクセル、ステアリングの操作なしに目的地まで走行できたと評価した。また、歩行者や野生動物を認識して減速または停止した事例にも触れている。

一方で、限界もあるという。牽引装置に自転車ラックを装着した場合、FSD自体は作動したものの、車両がそれを後方障害物と認識し、後退を拒否するケースが多かったとしている。

2026年型Model Yの選択は、価格を重視するか、より長い航続距離や高速充電、上位装備を重視するかが分かれ目となる。AWDや牽引装置、FSD V14、プレミアムコネクティビティまで含めると、購入総額は選ぶオプションによって大きく変わりそうだ。

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