画像=Cardano(ADA)

Cardano(ADA)が持ち直している。直近4日続けて上昇し、週間では32%超の上昇となった。6月23日の安値以降は、ADA残高を保有するウォレット数も1万4783増加しており、価格反発とネットワーク参加の拡大が同時に進んでいる。

ブロックチェーンメディア「U.Today」が5日(現地時間)に報じたところによると、Cardanoは時価総額上位20の暗号資産のうち、直近7日間の上昇率が最も高かった。

今回の反発では、価格の回復だけでなく、ネットワーク指標の改善も目立った。オンチェーン分析企業Santimentは、先月にコミュニティ内の分断を深めたFUD(恐怖・不確実性・疑念)が広がった後、Cardanoの値動きが他の暗号資産と異なる動きを示したと指摘した。

Santimentは「Cardanoは恐怖がピークに達した局面を通過し、再び持ち直す兆しがある」との見方を示した。

価格面では反発の勢いが際立つ。ADAは6月25日に0.138ドル(約21円)まで下落し、2020年12月以来の安値を付けた。その後は0.189ドル(約28円)前後まで戻し、安値からの上昇率は37%に達した。

日中には約1カ月ぶりに0.20ドル(約30円)台を回復する場面もあった。

オンチェーン指標も改善している。Cardanoでは6月23日の安値以降、ADA残高を持つウォレット数が1万4783増加した。

Santimentは、個人投資家の厚い支持がADAの強みの一つだったとしたうえで、保有者の増加は市場の信認回復につながる可能性があると分析した。

市場では、直前の恐怖局面が結果として買い場になったとの見方も出ている。一方で、5日時点では0.20ドル近辺で上値の重さも意識されており、この水準を明確に上抜けられるかが短期的な焦点となる。

ADAは直近24時間で0.26%上昇したが、上昇幅の一部はその後縮小した。

0.20ドルを上回って定着すれば、次の目標として日足の200日移動平均線に近い0.27ドル(約41円)が意識される。一方、利益確定売りが強まった場合の下値の節目は0.138ドルとみられている。

ネットワーク面では追加の材料も浮上した。Cardano側は、「バン・ロッサム」ハードフォークの推進に必要な準備要件をすべて満たし、承認に向けた条件が整ったとしている。

インターセクトが3日に公表したアップデートによると、全体の準備状況は83%に達した。

今後の短期動向は、価格反発が0.20ドル台に定着するかどうかに加え、増加したウォレット数がさらに拡大するかが左右しそうだ。Santimentは、保有者の増加が続き、ADAが0.20ドルを回復できれば、先月の恐怖局面は「崩壊」ではなく「投げ売り(カピチュレーション)」に近かったことを示す可能性があるとみている。

今回の反発は、Cardanoが短期的な値戻しにとどまらず、市場の信認を回復できるかを見極める試金石でもある。価格反発と技術アップグレードへの期待が重なるなか、押し目買いが継続的なエコシステム参加や需要回復につながるかが注目される。

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