XRPが重要な節目に差し掛かっている。足元では1.00795ドルの主要なフィボナッチ水準を上回って推移しており、週足終値でこの水準を維持できるかが、7月初旬の相場の焦点となっている。
The Crypto Basicが3日に報じた。報道によると、XRPは2024年11月の上昇相場の起点とされる価格帯まで押し戻されており、週足でこの水準を守れるかが注目されている。
足元のXRPは1.15ドル前後で推移している。2024年11月第2週に約1.05ドルから上昇し、2025年7月には3.66ドルまで買われたが、その後の11カ月で上昇分の大半を失った。6月末には1.009ドルまで下落し、2024年11月以降で最も強い1ドル台の下値試しとなった。1.00795ドルは、今回の上昇サイクルの安値から2025年7月高値までの値幅に対する重要水準とされる。
短期的には反発の兆しもみられる。7月第1週の週足は5.07%上昇し、いったん1.11ドルまで上昇した後、1.09969ドル近辺までやや押し戻された。ただ、週足終値で1.00795ドルを維持できれば、買い戻しが続く足場になり得る。一方、この水準を明確に割り込めば、再び1ドル割れが視野に入る可能性がある。
下値のめどとしては、まず0.8〜0.9ドル台が意識されている。さらに下では、1.13拡張の0.66229ドル、1.272拡張の0.28472ドルが次の支持候補とされた。2025年7月高値と比べると、それぞれ82%安、92%安の水準に当たる。
一方、上値には複数の抵抗が控える。2025年7月高値を起点とする下落トレンドラインが、足元の戻り局面でも上値を抑えている。XRPはこのトレンドラインを試したものの、上抜けは確認されていない。週足でこのラインを上回って引ければ、高値更新後では初めて相場構造の変化を示すシグナルとなるが、突破できなければ弱気基調は続きやすい。
主要なフィボナッチ水準も戻り売りの目安になっている。0.382の2.65117ドル、0.618の2.02366ドル、0.786の1.57696ドル、0.888の1.30575ドルはいずれも下抜け後、上値抵抗に転じた。戻り基調を維持するには、まず1.30575ドルを回復し、そのうえで1.57696ドルを目指す展開が必要になる。
一目均衡表も重しだ。転換線は1.27885ドル、基準線は1.71205ドルに位置し、いずれも現値を大きく上回っている。雲は1.49545ドルから2.33696ドルまで広がっており、本格的な回復局面に戻るには、転換線と基準線を順に上抜いたうえで、雲上限を超える必要がある。
移動平均線も依然として上方にある。XRPは20日指数移動平均線の1.11ドル、50日線の1.20ドル、100日線の1.31ドル、200日線の1.52ドルをいずれも下回っている。短期的な反発だけではトレンド転換と判断しにくい背景だ。
もっとも、資金フローには下支え材料もある。XRPの現物ETFでは8週連続で純流入が続き、6月26日週の流入額は2299万ドルだった。累計の純流入額は14億7000万ドルに達した。取引所からの流出も、6月22日の4070万XRPから、その後は約1億2300万XRPへ増加した。大口投資家による買い集めの可能性を示唆しているという。
市場の関心は、1ドル近辺を守れるかどうかと週足終値の水準に集まっている。ETFへの資金流入継続と取引所からの流出増加は下値を支える要因だが、下落トレンドラインや一目均衡表の雲、主要移動平均線が上値に重なる。反発を持続させるには、これらの抵抗帯を段階的に突破することが欠かせない。