XRP 写真=Shutterstock

XRPの中長期トレンドを見極めるうえで、1.65ドル(約248円)が重要な節目として浮上している。市場アナリストのイグラックは、XRPが7月を月足で50カ月単純移動平均線(SMA)を下回った状態で迎えた点に注目し、この水準を回復できるかが今サイクルの方向性を左右するとの見方を示した。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが3日(現地時間)に報じたところによると、イグラックは短期的な反発余地とは切り分けて、中長期チャートではなお慎重に見る必要があると指摘した。XRPが50カ月SMAを明確に上回らない限り、自身が「マクロ圧縮」と呼ぶ局面が続くと分析している。

同氏は、過去のサイクルを踏まえると、本格的な上昇局面に入る前に最後の調整を挟む可能性が高いとみている。これまでXRPは、最終的な底をおおむね88カ月SMA近辺でつけた後、最も強い上昇局面に移行する傾向があったという。今回も同様のパターンをたどるなら、次のマクロ上昇に入る前に88カ月SMAを再び試す展開が想定される。

イグラックは、このシナリオを最も有力と位置付けた。次の拡大局面に入る前に88カ月SMAを再試験する、あるいは一時的に下抜ける確率を55%としている。

一方で、買いが早い段階で強まり、50カ月SMAを速やかに回復する可能性もあるとした。この場合の確率は30%で、XRPは88カ月SMAまで下げることなく、過去とは異なる値動きになる可能性があるという。

最も可能性が低いシナリオは15%とした。88カ月SMA近辺のサポートを割り込み、新たな上昇構造の形成に時間を要するケースだ。複数のシナリオを示しつつも、最重要の抵抗帯は変わらないと強調した。

同氏は1.65ドルを、XRPにとって「決定的なマクロ抵抗線」と位置付ける。チャート上でこの価格帯を明確に突破するまでは圧縮局面が続き、逆に50カ月SMAの回復に成功すれば、強気相場再開のシグナルとして受け止められると説明した。

上値目標も、1.65ドルの突破を前提に示した。イグラックは、この水準を上回れば過去のサイクルに近いマクロ拡大局面が始まる可能性があるとし、最初の主要目標として7.50ドル(約1125円)を挙げた。さらに、過去サイクルの分析に基づく長期の測定目標として、42ドル(約6300円)も維持している。

もっとも、過去の値動きがそのまま再現されるとは断定していない。現時点では88カ月SMAの最終テストを最有力シナリオとしながらも、50カ月SMAを早期に回復すれば、今回のサイクルは前回とは異なる形で進行する可能性があるとみている。当面の注目水準は、引き続き1.65ドルだ。

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