Bitcoinのイメージ写真=Shutterstock

Barstool Sports創業者のDave Portnoy氏が、Bitcoin投資で数百万ドル規模の含み損を抱えていると明らかにした。過去に早期売却で反発局面を逃した経験を踏まえ、今回は価格がさらに下落しても保有を続ける考えを示している。

暗号資産メディアのDecryptが7月3日(現地時間)に報じたところによると、Portnoy氏はFox Businessのインタビューで、Bitcoinを10万ドル(約1500万円)で購入したものの、現在は大幅な含み損の状態にあると語った。司会のスチュアート・バーニー氏から後悔はあるかと問われると、「ある。10万ドルで買ったが、いま何が起きているのか分からない」と述べた。

Bitcoinは昨年10月に付けた過去最高値12万6080ドル(約1891万円)から下落し、足元では6万2000ドル前後(約930万円)で推移している。Portnoy氏は、この下落局面で数百万ドル規模の評価損を抱えていることを認めた。

自身の投資判断についても自嘲気味に振り返った。Portnoy氏は「Bitcoinほど自分が大きく外した資産はない」「売るたびに急騰し、買うたびに暴落する」と述べ、市場のタイミングをことごとく逃してきたとの認識を示した。

ただ、今回は従来と異なる対応を取るという。Portnoy氏は2021年のBitcoin急落時、損失に耐え切れず売却し、その後の上昇を逃したことで、いわゆる「Paper Hands」の例として注目を集めた。この経験が、今回の判断に影響しているとみられる。

Portnoy氏は「今回はただ持ち続ける」とした上で、「0ドルになるまで保有するかもしれない」と発言した。さらに「いま売れば、また価格が上がることは分かっている」と述べ、「今回は船と一緒に沈む側を選ぶ」と付け加えた。

Portnoy氏はBitcoin以外でも、さまざまな暗号資産投資で話題を集めてきた。過去にはSafeMoonを公に支持したほか、ChainlinkのネイティブトークンであるLINKの投資家コミュニティに参加していることも明かしている。

昨年はSolana基盤のミームコイン取引にも積極的に関与した。自身のウォレットアドレスを公開したうえでミームコインを直接宣伝し、その後に売却したとして批判を受けたこともある。その後は、自身の顔を使ったミームコイン「JAILSTOOL」を受け入れ、再び注目を集めた。

JAILSTOOLは当時、一時的に時価総額が2億1000万ドル(約315億円)を超え、暗号資産取引所のKrakenにも上場した。ただ、現在は高値から99.5%超下落し、時価総額は100万ドル(約1億5000万円)規模まで縮小している。

今回の発言は、Bitcoinをはじめ主要な暗号資産がここ数カ月にわたり軟調に推移する中で出たものだ。著名投資家であっても市場のタイミングを見極めるのは難しく、短期売買や投機性の高い資産への投資が大きな損失につながり得ることを改めて示した格好だ。

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