XRPがボリンジャーバンドの中心線を上抜け、中期的に持ち直している。XRPLでは決済活動の拡大も確認されており、テクニカル面の改善に加え、オンチェーン利用の増加が相場の支えになっている。市場では、1.20〜1.22ドルの抵抗帯を突破できるかが次の焦点となっている。
ブロックチェーンメディアのU.Todayが報じた。XRPはボリンジャーバンドの中心線を回復した後、バンド上側で推移しており、春先から続いていた下落基調はいったん和らいだとみられる。
今回の反発は、テクニカル要因だけではないという。XRP Ledger(XRPL)ではx402関連のアクティビティが増加し、XRP建て決済量は直近30日で111%増えた。t54aiのデータでも、この伸びは価格上昇とほぼ同時に確認された。
ネットワークの広がりも進んでいる。x402の商用ネットワークに参加する事業者は、新規加盟店の追加を背景に120まで増加した。エコシステム内で実需ベースの利用が広がり始めた兆候と受け止められる。
とりわけ自動化された商取引の分野では、AIエージェント間取引として97万9134件をすでに処理した。機械同士の直接決済が増えるほど、ブロックチェーンの利用度も高まる構図だ。
U.Todayは、こうした自動化マイクロ決済の厚みがボリンジャーバンドの拡大ペースに影響し、価格を1.20〜1.22ドルの上限近辺まで押し上げる要因になっていると指摘した。市場の関心も、この抵抗帯を上抜けられるかに集まっている。
この水準を明確に突破できれば、次の目標価格は1.30ドルになるとされた。あわせて、AIエージェントがリップルの米ドル連動型ステーブルコイン「RLUSD」よりも、XRPを優先して利用している点も材料視されている。
実際、RLUSDの30日間の決済量は同期間に31%減少した。自動化された取引主体では、機械間の直接決済においてステーブルコインよりネイティブトークンが選好されている可能性を示している。
一方、上昇基調を維持するには主要な支持線を守れるかが重要になる。ボリンジャーバンドの中心線に当たる1.1039ドルは、買い手にとっての重要な防衛ラインと位置付けられている。
短期的な調整が入っても、相場がこの水準を上回って推移できるかがポイントになる。再び同水準を割り込めば、今回の上抜けシグナルは弱まり、XRPが下落局面に戻る可能性もある。
テクニカル指標の改善とXRPL内の決済拡大が同時に進んでいることから、今回の反発は市場の注目を集めている。今後は1.20〜1.22ドルの抵抗帯を突破できるかに加え、AIエージェント主導の自動決済がXRP需要を支え続けるかが主な見どころとなりそうだ。