Shiba Inuが0.000005ドルの節目を再び回復できず、軟調な値動きが続いている。直近安値圏から持ち直しを試したものの、同水準で売りに押し戻され、反発は定着しなかった。
ブロックチェーンメディアのU.Todayが5日、こうした値動きを報じた。Shiba Inuは心理的節目とされる0.000005ドル近辺で強い売り圧力に直面し、上値の重さが改めて意識されたという。
足元の動きは、単なる短期調整というより、ここ数カ月続く弱気相場の構図を再確認する内容となっている。6月末には下げ止まりの兆しも見られたが、その後の緩やかな戻りは続かず、買いの勢いは失速した。上昇局面ではすぐに売りが出て、価格は再び押し戻された。
テクニカル面でも状況は重い。日足チャートでは主要移動平均線をいずれも下回って推移している。100日線と200日線は現値より上に位置し、50日指数移動平均線(EMA)も引き続き上値抵抗線として機能している。U.Todayは、価格が主要移動平均線の下にとどまっている点を挙げ、長期トレンドの弱さを示していると指摘した。
今回の反発は、0.0000040ドル付近の直近安値に接近した後に起きた。この水準ではいったん買いが入ったが、戻りは短期間にとどまり、0.000005ドルに近づくと上昇はすぐに失速した。同水準はテクニカル面と心理面の両方で重要視されており、市場では短期的な方向感を左右するポイントと受け止められている。
チャート形状にも強材料は乏しい。Shiba Inuは3~5月に形成した上昇ウェッジを下抜けた後、下落圧力を強めた。U.Todayは、このパターンは一般に下放れで終わるケースが多いと説明している。実際、パターン崩れの後は明確な買いの勢いが見られず、年初来の反発局面でも戻り売りに押される展開が繰り返されてきたという。
仮に0.000005ドルを回復できていれば、50日EMAの再テストや、より広い反発局面につながる余地もあった。しかし、売り圧力が強く、抵抗線の上での定着は実現しなかった。この動きは、暗号資産市場全体で断続的に楽観ムードが広がる場面でも、投資家がShiba Inuのような高リスク資産の買いにはなお慎重であることを示している。
売買高も反転の兆候を裏付けていない。過去の上昇局面や急落局面で見られたような大幅な出来高増加は確認されておらず、足元の取引は比較的落ち着いている。U.Todayは、売買高が反転シナリオを支える水準に達していないと評価した。需要の明確な回復がなければ、Shiba Inuは現在の下降チャネル内で推移する可能性が高いとしている。
短期的な注目点は明確だ。買い手にとっては、まず0.000005ドルを回復し、その水準を維持できるかが焦点となる。これを果たせなければ、足元の反発は大きな下落トレンドの中の一時的な戻りにとどまり、さらなる安値更新や戻り高値の切り下がりにつながる可能性がある。抵抗線を明確に上抜けて初めて地合い改善が視野に入るが、現時点では売り圧力が続く限り、直近安値圏を再び試す展開も否定しにくい。