XRPの取引高が1日で21%増加した。価格は1.10ドル(約165円)前後で推移しているものの、市場では売買が活発化している。ブロックチェーン関連メディアのU.Todayは3日(現地時間)、取引高増加の背景として、市場センチメントの改善、主要抵抗帯への接近、押し目買いの動きという3つの要因を挙げた。
まず、暗号資産市場全体の地合いが持ち直してきた。6月の急速な下落を経て、ビットコインやイーサリアムをはじめ主要アルトコインの値動きが安定し、投資家のリスク選好も戻りつつある。XRPは個人投資家の売買が厚く、流動性も高いため、資金が主要アルトコインに戻る局面では取引が先行して膨らみやすいという。
テクニカル面でも、XRPは重要な局面に差しかかっている。心理的節目である1ドル近辺で反発した後、足元では1.12〜1.21ドルの抵抗帯に接近した。この水準には50日移動平均線と100日移動平均線が位置するほか、6月の下落後に支持線から抵抗線へ転換した価格帯も重なっている。
価格がこうした重要レンジに近づくと、強気派と弱気派の双方で売買が増えやすい。抵抗帯を上抜ければ相場回復に弾みがつく可能性がある一方、跳ね返されればボラティリティが再び高まる恐れがある。
短期筋による押し目買いの動きも、取引高を押し上げた要因として指摘された。XRPは直近高値から大きく下落した後、調整局面が続いていたが、足元では1ドル超の水準で値動きが安定している。相対力指数(RSI)も売られ過ぎの水準から持ち直しており、複数のトレーダーが現在の価格帯をエントリーポイントとみている可能性がある。
もっとも、XRPは依然として主要な長期抵抗線の下にあり、テクニカル面では弱気の構図を完全には脱していない。それでも今回の取引高の増加は、押し目買いの流入や抵抗帯の上抜け期待、地合い改善が同時進行していることを示している。買いが続けば、XRPは今後数週間で重要なテクニカル局面を迎える可能性がある。